10月(2021年) 新書類

 こんにちは蓬葉です。自主企画の報、参加していただいた皆様に重ねての御礼を申し上げます。


 今月はちょっと読んだ本が少ないです。というのも一番最初に挙げた本がびっくりするくらい分厚かったので。


 なので、今回は1ページで済みそうです。




①小林道彦『近代日本と軍部』(講談社、2020)

 分厚い本でした。新書とは思えないくらい。ただその代わり、かなり詳細に軍部の事を知れたと思います。桂太郎とか児玉源太郎とか、かなり重要人物だったんだなあと感じましたね。


②倉山満『ウエストファリア体制』(PHP研究所、2019)

 三十年戦争の講和条約がウエストファリア条約ですが、これについて述べられているのがこの本です。筆者はかなり癖のある気がしますが、なかなか面白かったです。すぱすぱと言い切っていく感じが心地よいとさえ言えます。


③千葉功『桂太郎』(中央公論新社、2012)

 実は大学1年生のときに一度読んだ本です。免許センターにいくバスの中で読んでいた記憶があります。そのときはいまいち内容がわからなかったのですが、3年越しに読んだら随分納得して読むことが出来ました。それまでに読んできた本の記憶が助けになってくれたのでしょう。

 みなさん、どうやら新書には読む順番というのがあるらしいですよ。ただそれは人にもよりますし、明確に決まっているわけでもないです。なので読んで気付くしかないみたいです。なんか理解できないな、と思ったときには読むのを辞めるというのもひとつの選択肢だと言えますね。



④服部聡『松岡洋右と日米開戦』(吉川弘文館、2020)

 さて、今月最後は戦前の外交官、外務大臣の松岡洋右についての本でした。松岡と言うとどちらかというとネガティブな評価がなされますが、事はそう簡単ではないようですよ。興味があったら、どうぞご覧くださいませ。

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