第47話 熱血の炎と龍の息吹

「行くぜ!龍輝!!」


「かかってこい!」


炎治は足から炎を出し、その勢いで急接近した


「おらっ!」


龍輝は咄嗟に片腕を龍の手にして守った


「炎なんて効かねぇぞ!っと!」


そのまま龍の手で殴り返した


「やはりお前とやりあうのは楽しいな!」


「へっ、そりゃどーも!」


お互い炎を吐いた


「くっそ、何か決定打になる攻撃がないと…あいつも前回より断然つよくなってやがるし…」


「出し惜しみなく行くぞ!龍輝!」


「そうだなぁ!出し惜しみはやっぱよくねぇよな!」


「灼熱拳・焔打ち!!」


炎治の技だ


「お前もそう来るなら俺もやったるぜ!」


「龍星拳!!」


「感じるぞ!!お前の心から来る熱い炎…!!」


「俺だって嫌でもお前のあちぃ炎感じるぜ!全く嫌な気しねぇけどな!…ぐぁ!」


俺は1歩引けをとった


「畳み込むぞ!灼熱乱銃!」


「うぁああ!くっそ!」


「なぜ龍の手で防がない?そんなに火力不足だったか!?」


「充分熱かったぞ…ただこれを狙ってただけだ!!」


「なっ!?」


俺は龍の足で思い切り踏み込み炎治の間合いに入った


「どらぁあぁああぁ!!!!」


俺は龍の手に炎をまとい思い切りぶっとばした


「新技!龍炎拳!!!!」


「ぐぁぁあ!!」


炎治はふっとんだ


「お前も相当熱かったぜ」


「くくく…はーははははは!!お前との戦いはやっぱり楽しい!さぁ、これで終わりにしよう!!」


ぼろぼろの炎治が立ち上がり、構えを取った


「しぶてぇやつだ…そんなら俺もいっちょ本気を見せてやるぜ!!」


「はあぁぁぁぁあぁあ!!!!」


「うおおおおおおお!!」


ヘブンファンクション 怒龍拳・灼熱炎天!!!!


ヘルファンクション 爆熱拳・炎上地獄!!!!


「どらぁぁぁあぁあぁあ!!!!!!」


俺達は本気のファンクションを撃ち合った


「……」


「……」


俺達は倒れ込んだ


「あーくそ!!今回は引き分けかよ!!」


「あぁ、そうだなぁ」


「え、いきなりテンション低くね?」


「悪いな龍輝、どうやら俺はヘルファンクションを使うと燃え尽きてしまうらしい」


「はぁ!?まじかよ!?」


「あぁ、すまない…俺はまだまだだ…俺の負けだ…」


「いや、ネガティブになんなって。お前もめちゃくちゃ熱かったぞ」


「…引用か?」


「うっせー!賢者タイ…」


「言うな」


こうして俺らの戦いは終わった


ヘブンスターティア 川上龍輝

ヘルドレイブン 國光炎治

負傷により撤退

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