第35話 ヘルドレイブン

「貴様に対抗する為の力を与える。このヘルメモリーに手をかざせ」


「…これでいいのか」


光が俺を包んだ


「なんだよこれ…」


「儀式は終わりだ。貴様には翼が生えるはずだ。ヘルメモリーに触れたものはまるで元から能力と翼の使い方を知っていたかのように記憶を組み込められる」


「あぁ、知っているが…。」


「では、ティラミ。その者を案内せよ」


「はい、承知しました。」


俺が入ってきた扉から女性が1人入ってきた


「あなたは…?」


「ティラミ・コンダートと申します。これからヘルドレイクにあるヘルドレイブンにご案内します。」


「…わかった。頼む」


「はい、それでは着いてきてください。」


俺はティラミの後を追いかけて行った

するとどんどんと魔王の王国のような国が見えてきた


「ここが…?」


「えぇ、ここがヘルドレイクです。あちらに地獄には到底見えないような場所があると思いますがあそこがこれからあなたが配属されるヘルドレイブンになります。」


「……そうか」


「着きました。それでは後はよろしくお願いします。天木キョウカ様。」


「えぇ、ここまでありがとう。」


「あなたは?」


「あなたがこれから入るチームのリーダー件あなたの先生の天木キョウカよ。」


「待て、チームなんて聞いていないぞ。俺は1人で英華を救う。」


「あ〜…何も知らないまま戦いに言っても負けるだけよ。私のチームに入る事であなたも悪霊の対策がより身につくと思うの。どうかしら?」


「…ちっ、わかった。よろしく頼む」


俺は閻魔の言っていた考えを改めるという事を思い出した


「あら、随分素直ね。私もうれしいわ」


「勘違いするな。俺は考えを改めないとガーディアンになれないと聞いての判断だ。」


「ふふ、いいわ、私に着いてきなさい。案内とあなたのチームメイトをしょうかいするわ。」


「わかった。頼んだ。」


こうして俺はチームに配属される事になった

誘われるまま着いていくと

ある部屋に着いた。教室だ


「また新しい人が来たんですか?せんせ〜」


「えぇ、今日からチームに入るライアー・ストライデンよ。」


「ふん」


「ライアーか!俺は國光炎治だ!よろしく頼む!!」


「鶴居真理だ。てかあんた少しは自分で自己紹介したら?」


「お前らに覚えてもらおうなんて考えはなかったからな。」


「はぁ?せんせー、こいつめちゃくちゃムカつくんだけど!」


「おい。俺に悪霊と対峙するための策を教えてくれ。基礎など前置きはいらん」


「あら?随分と強気ね?」


「いいじゃんせんせ!演習にしよ!ボコボコにしてやるぞ…」


「やってみろ。」


「やるにしてもライアーは初めての戦闘だ!最初は先生と俺ら3人はどうだ?」


「戦えるなら誰でもいい。」


「ちっ、こいつと共闘なんて嫌だな…」


「まり。これから俺らはチームだぞ!?3人で協力しよう!!」



「嫌だ!!」 「断る」


「喧嘩はしないの。いいわ。演習の内容はそれにしましょう」


俺らは着替えて演習場に向かった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る