第24話 演習終了
「と、その前に」
俺はりゅうきの龍の力を想像して思い切り地面を蹴り、らいらに向かって攻撃を繰り出した
「え、私!?」
「らいら!盾!」
「よっ!」
らいらは盾を作り出し攻撃を防いだ
俺は龍の手を想像しもう一度盾を殴りつけた
「ちょ、壊れるって!」
「じゃあもう1発だな!」
俺はもう1度殴りつけ、盾を破壊した
そして破壊した盾の破片をひめのの近くに投げた
「よし!ひめの!盾だ!!」
「あ、ありがとう!」
ひめのは盾を治し盾を装備した
「な、なんで…地獄の力を持った相手でも5回は防げたのに…!」
「考えたな!しゅうと!」
「そりゃどーも!りゅうきの相手は俺だぜ!」
「受けて立つ!らいら!ひめのを頼んだ!」
「あいよ!」
らいらはひめのの方へ向かった
「さぁしゅうと。行くぞ!」
りゅうきは思い切り俺の方へ向かってきた
「かかってこいやぁ!」
俺は立っていた場所に留まり、巨大なハンマーを想像した
「おらぁ!」
「てりゃ!!」
俺はりゅうきのメリケンサックを破壊した
「なっ、さっきは出来なかっただろ!」
「俺の拳は巨大ハンマーってなぁ!ひめの!!」
メリケンサックの欠片をひめのに投げた
「ナイス!私も戦います!」
「また!?なんでなの!?」
これでひめのもらいらと戦える
「おやぁ?あの子達すごいじゃないかぁ!先生大感激!」
「ハンマーあって近付けないなら炎だ!」
「じゃあ俺も!!」
りゅうきの炎を強く想像した
だが
「な、炎が出ない!?…うわぁ!!」
炎が出ず、りゅうきの炎をくらってしまった
「くっそ、なんでだ!ま、まさか…」
俺はあの言葉を思い出した
『羽を銃弾のように飛ばす事ができます。まぁ極めればですが』
「もしかして俺の体から離れるような攻撃は極めないと無理なのか…!あれ?なんだこれ…」
目の前がいきなりゆらゆら揺れ始めた
「ここだァ!!」
俺はりゅうきの攻撃を食らった。と同時に目の前が真っ暗になった
〜〜1時間後〜〜
「…うと…!」
「し…うとく…!」
ん?なんだ…?
「しゅうと君!!」
「わっ、みんな、どうした?」
俺は横たわっていて俺の顔をみんなが覗き込んでた
「しゅうと君、君は能力を使いすぎてしまった様だね〜」
「天木先生…!?」
「りゅうきの攻撃を食らったのと同時に倒れちゃったのよ〜まじ焦った!りゅうき殴っちゃうとこだった!」
「ごめんてぇ!しゅうと!大丈夫か?」
「お、俺は大丈夫だけど…演習は!」
「中止したよ〜しゅうと君はもう能力を使えないだろうし、今日は終わり!」
「しゅうとと仲間として戦ってみたかったぜ」
「ごめんねしゅうと君…無理させすぎちゃって…」
「俺は全然大丈夫だって〜気にしないで次がんばろーぜ!」
「でもしゅうと君ほんと強かったわぁ。私の盾とメリケンサックぶっ壊しちゃうの!?つっよ!って」
「あぁ、戦い慣れてる様な感じしたよな!ひめの助けた時とか特に!」
俺、結構戦えたんだ。
通用してよかった…
「はいはーい!という事で演習は終わり!みんなもうこんな時間だし学校終わりな訳だから、みんなで飯いこうよ〜!!」
「さんせーい!!先生のおごりね!」
「任せなさい!今日はちゃんとおろしてあるからね!!」
「ん?今日は?」
「あ、あはははは!どうしたのかねりゅうき君〜!?何が食べたいんだね〜!?」
「俺焼肉〜!!」
「焼肉行こうかみんな〜!!」
「しゅうと君みんなには内緒だぞ?♡」
「あ、うす」
こうして演習が終わった
「え?」
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