第25話 初任務

演習が終わって1ヶ月が経った

俺は天木先生と1ヶ月間ずっと基礎鍛錬を積んできた

想像をしなくても戦える様、午前中は想像なしでの鍛錬、午後は想像ありの鍛錬をしていた

そのおかげで武器だけでも少し戦えるようになってきた。らいらやひめのにはもう勝てるってくらい

でも任務には行けてなかった。いつもは3人で行くのだが俺はまだ基礎も出来てない部分もあったため天木先生とずっと鍛錬をさせられていた


「よ〜し、みんなおはよ〜!今日は1限に悪霊の授業をしてその後に3人は任務に、しゅうと君は基礎鍛錬で行くよ〜!!」


「ま〜た基礎鍛錬か〜…早く悪霊退治になれておきたいんだけどな」


「せんせ〜。しゅうとはもう充分戦えるし連れてってもいいんじゃね〜?」


「私もそう思うので連れていきます!!」


ん?今なんて言った?


「まじ!?!?よっしゃあ!!やったなしゅうと!!」


「え?いいんすか?」


「いこいこ〜私もそろそろいいと思ってたんだ!だから1限悪霊の授業にしたの!」


「しゅうと!頑張ろうぜ!」


「お、おう!」


緊張するがこれで俺の今の力がわかるな


「それでね、今回しゅうと君が初めてって事もあるので特別講師を呼びました!1限もその方に教えて貰います!入ってきてくださーい!!」


扉が開き、女性が入ってきた


「どうも。エリカさんの後輩の榊巴(さかきともえ)と申します。よろしくお願いします」


「これから悪霊の授業をするんだ!ともえちゃんよろしく!」


「はい。みなさんよろしいでしょうか?」


「しゅうと。これちゃんと覚えといた方がいいぞ。今後めちゃくちゃ必要になってくる」


「まじ?覚えとくわ」


「悪霊もヘブングライダー、ヘルスレイヤーもそれぞれランク付けがされています。1番上のランクは今のところSSです。それぞれSS、S、A、B、C、Dとなっており、ヘブングライダーのランクによって受けられる依頼が変わってきます。ちなみに私はランクSなのでSまで、エリカさんはSSなのでSSまでの依頼を受ける事ができます。生徒のあなた方は団体でAまで。りゅうきさんは個人でBまで行けますがらいらさん、ひめのさん、しゅうとさんは個人だとCまでです。」


「天木先生そんな上なのかよ!?!?」


「しゅうとさんは知らなかったのですね。とても強いです。ドジですが」


「と、ともえちゃん?授業続けよっか」


「はい。悪霊には稀に我々のようなタクティクスを持っている個体がいます。その個体はランクで言うとSSに属されます。」


「そーゆー奴らをどうやって見分けてるんすか?」


「いい質問ですねしゅうとさん。見分け方は簡単でタクティクスを持った霊は言葉を発します。」


「え、みんな話すんじゃないんすか?」


「しゅうと、盾ちゃん話してなかったろ?」


「確かに、変な言葉発してただけだったな。」


「そういう事です。ここまでが一応基礎となっております。ないとは思いますが言葉を発する霊がもし現れたら必ず逃げてください」


「以上です!ありがとうともえちゃん!ともえちゃんは任務にも着いてきてくれるからよく見て学ぶように!!」


「はい、みなさん今日はよろしくお願いします」


ともえさんはとても頼りになりそうだ

というか天木先生そんな強いんだな…


「それじゃいこっか!基本的にチームで依頼を受ける時は私が持ってくるよ!個人の依頼の紙は私が管理してるから行きたいって時は私の所に来るように!!」


「しゅうと!がんばろーぜ!」


「おう!!」


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