第22話 潔癖症?

「まずい…どうする…」


ん?まてよ?

なんで俺は新幹線にこだわってる?

りゅうきに集中しちまうって、それでいいじゃないか

だって


「りゅうき普通に速ぇだろ!!」


俺はりゅうきの龍の足から作り出される超スピードを強く思い浮かべた


「終わりだ!しゅうと!!…なっ、え!?」


「りゅうき、お前さっき龍の体の1部を使えるって言ったよなぁ?て事は手も龍の手に出来んだろ?」


「なんだこの速さ!俺と同じ速さか!?」


俺は昨日買ったメリケンサックナイフを装備し

りゅうきに向かって思い切り地面を蹴りつけた


「俺もメリケンサックは持ってんだよなぁ!」


「お前のスピードと力はすげぇけどこっちのメリケンサックには天国の力が付与されてるんだ!残念だがこっちの方が優勢だぞ!」


りゅうき自身と俺自身の今のスピードと力は同じだ

その分りゅうきのメリケンサックには天国の力が付与されている事もあり確実にりゅうきの方が有利になる

でも俺はりゅうきに勝とうとしてる訳じゃない


俺のメリケンサックは壊れ、拳がこちらに向かってくる


「入った!!」


「こうなる事は分かってたっつの!!」


俺は自分の体を回し、りゅうきの攻撃を受け流すとともにらいらとひめののいる場所へ走り出した


「なに!?しゅうと戦った事ないんじゃなかったのかよ!?」


俺は無我夢中で走り続けた


「くっそ龍の足にするには手を戻さなきゃいけねぇ…時間がない!」


りゅうきは俺目掛けて炎をはいた


「よし来た!」


らいらが盾を召喚し炎を受け止める


「こらりゅうき!仲間いるんですけど!?」


炎が消えてりゅうきとらいらは俺がどうなったかの確認をした


「しゅうとが…いない!?」


「りゅうき!ひめのが!!」


「あの状況で…逃げられた!?どうやって!!」


「りゅうき見て!穴が掘られてる!」


「あいつ本当にこーゆーの初めてかよ」


俺とひめのは少し離れた所に出た


「ひめの大丈夫か?」


「う、うん。大丈夫だけど…迷惑かけてごめんなさい…」


「んー…そうだ!ひめのは回復専門なんだよな!」


「そ、そうだけど…」


「俺の翼直してくれよ!さっき掘り進めた時翼を使って掘ったからちょっと傷付いちまったみたいでさ」


「う、うんわかった!」


俺はひめのの治療を受けた

翼がとても温かかった


「治ったよ!」


「お、さんきゅ!いやぁひめのが仲間じゃなかったら翼が傷付いたままだった!俺は潔癖症だからな!」


「しゅうと君の嘘つき。お洋服そんなに土で汚れてるじゃん…ふふ」


「ん?なんかあったか?」


「んーん!なんでもない!」


「そうか?んじゃ、いっちょいきますか!」


「うん!」


俺達はふたたびりゅうき達の元へ向かった

向かう途中に作戦会議をした







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