第19話 基礎鍛錬…?
「よーし、みんな来たかな〜」
演習場はヘブンスターティアの裏にあるが道が繋がっていないので飛んでいくしかない
「しゅうとの翼はなんか珍しいな!」
「むしろそれだけが取り柄なんすわ」
「ほんっとこんな翼見た事ないよぉ」
「私も実物は初めて見たけど本当に天使と悪魔の翼のようだねぇ」
「ま、それはさておき!最初は3人で演習してもらって、しゅうと君は私と基礎鍛錬をしよう!」
「ま、仕方ないな〜。せんせーも参加出来ねぇし2ー1でやろーぜ!」
「くっそーなめやがってぇ…やってやる!」
「らいらちゃん!がんばろ!」
りゅうき達は少し離れた所で演習を始めた
「さて!しゅうと君!とりあえず君の基礎能力を測りたいから、今から言った事をこの機械にしてほしいんだ!」
「ま、まぁわかりましたけど…」
「それじゃとりあえずナイフを装備してもらって、このカカシの様な機械を自由にボコボコにしてくれたまえ!」
「んんんん…とりまやってみますわ!」
俺は自分が出せる最大の力でカカシのような機械を殴った
だがびくともしなかった
「………」
「あ、あぁ…まぁ最初はみんなこんなもんさ!徐々に強くなっていこう!」
俺は相当弱いらしい
悔しい
こんなんじゃ守れないだろ…
そんな時だった
…えるか…
「?」
聞こ…えるか…
「な、なんだこの声…」
「しゅうと君?どうした?」
どうやらこの声は俺にしか聞こえないらしい
耳を凝らしよく声を聞いた
我だ…汝に助言を…
「この声…!」
その声はヘブンタクティクスを授かった時に聞いたあの声だった
強く…思い浮かべよ…
何をだよ…!
破壊を…全てを無にする…破壊を…!
破壊を…強く思い浮かべる…?
そんなのどうやってやれば…
1度…経験したはずだ…
経験…はっ!
『想像してください。自分が鳥だったらと。』
あれだ…!!
んーと破壊…破壊…そうだハンマーだ!!
強く…思い浮かべよ…
さすれば汝の力は…
それ相応の力と化すであろう…
ありがとう、よし、行くぞ!
「俺の力は…超巨大ハンマー並みだ!!」
俺は心の中で思い切りハンマーを思い浮かべながら機械を思い切り殴りつけた
「せりゃあ!」
機械は粉々に崩れた
「え!?!?」
「やった…成功だ!!」
「ちょ、なにこれ!どうやったの!?いきなりこんな…え!?」
「教えてくれたんす!俺のヘブンタクティクスが!!」
「ほほぅ…面白いなぁ〜!よし!じゃあ次はあそこの木まで走って戻ってきてよ!」
「了解っす!」
あいつは強く思い浮かべろって言ってたな…
速いっていったら…
新幹線だろ!!
「よし!いきます!」
俺は新幹線を強く思い浮かべながら木に向かって走った
木までは500mほど。往復になると1000mだ。
「何今の!?!?ターンの瞬間少し遅れたけどそれでも11秒!?!?」
「やっぱ全然この速度になれてないからターンの時止まれなかったっす」
「すごい!すごいよ!!」
「あざす!」
「よし!みんなー!しゅうごーう!!」
「どしたんすか〜」
「くっそー!もう少しでやれたのに!!」
「りゅうき君つよいなぁ」
「みんなみんな!!聞いてよ!!しゅうと君いきなり強くなってさ!!」
「はいせんせ〜落ち着いてくれぇい」
「どういうこと?しゅうと君いきなり強くなったって」
「いやぁ実はね!?最初パンチした時びくともしなかったのにいきなり機械は粉々にするわ1000m11秒たたき出すわでやばいの!!」
「えぇ…?」
「だからね!急遽なんだけど!しゅうと君も参加させます!!」
「えぇ!?俺も!?」
「お!!デビューか!!」
「大丈夫なの!?しゅうと君はまだ誰とも戦った事ないんでしょ?」
「大丈夫!!私の盾ちゃんでダメージは通らないようにするから!!」
とてつもなく不安だ…
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