第18話 実戦演習

「それじゃ自己紹介も済んだ事だし、早速授業だ!」


「えぇ〜俺反対だよーしゅうとも来たばっかなんだし初っ端から授業はやーだー!」


「私もはんたーい!ぶーぶー!」


「は、はんたーい!」


「いや俺は全然大じょ…」


「ほら!しゅうとも言ってる!嫌だって!」


言ってない

むしろ大丈夫と言おうとしていた


「全くも〜君達はほんと世話が焼けるねぇ…じゃあ分かった!みんな着替えて演習場行こう!」


「まじ!今日演習!?」


「うげぇ〜…まぁ授業よりはいっかぁ」


「ま、またりゅうき君とらいらちゃんに置いてかれちゃうよぉ…」


「演習ってなにするんですか?」


「あ、そっかしゅうと君は初めてなんだもんね!演習ってのは今後チームで行う悪霊討伐や霊道帰還で現世に行った時を想定した実戦練習さ!」


「え、じゃあこれから俺ら戦うんすか…?」


「そそ!流石に怪我しないようには対策するけどね!」


「え、あの、俺そういった経験ないっすよ…?」


「あ」


「え、せんせー?そうなの?」


どうやらみんなには俺が最近死んだ事を話していなかったようだ

そしてかくかくしかじか…


「そうだったのか…しゅうと、一緒に強くなろうな…うっ」


「し、しゅうと君にそんな事があったなんて…」


「涙出てきちゃうよぉ」


いやまて。なんなんだこの状況は


「となると…最初は基礎から始めた方がいいなぁ…」


「とりあえず着替えて演習場行こうぜ!」


「さんせーい!いこ!ひめの!」


「う、うん!」


色々と大丈夫だろうか…ついさっきまでいい感じだったのに今では不安でいっぱいだ


「さ、しゅうと!着替えていこーぜ!」


「おう!」


女子組は女子更衣室へ

俺らも男子更衣室へ来て着替えている


「いやぁ、憧れだったんだよな友達と着替えながら話すのさ!」


「そっか。男はりゅうきだけだったんだもんな」


「前に5つ上の先輩がいたんだけどな、みんなプロのヘブングライダーに昇格したから俺らだけになっちまったんだ〜」


「なるほどな…」


「でも今はお前がいる!これからもっと楽しくなりそうだ!」


「…そうだな!お互い頑張ろう!」


そして俺らは着替えが終わり、演習場に向かった

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