第17話 俺の居場所

「ふぁ〜あ、ねっむ」


今日からヘブンスターティアでの活動が始まる


「準備準備〜っと」


俺は昨日もらった制服を着て鞄に必要な物を詰めて支度を済ませた


「よし、そんじゃ行くか〜。あ、ナイフわすんてた」


俺は昨日買ったナイフを制服に備え付けられた武器収納ポケットに装着した


「すっげぇこれ。武器の形によって勝手に変わるのか」


「よっし、そんじゃ行きますか〜」


俺は家を出てヘブンスターティアへと向かった

ヘブンスターティアに着くと天木先生が校門の前で出迎えてくれた


「やぁやぁおはよう!無事来れたね!」


「うす!おはようございます!」


「うん!いい挨拶だ!それじゃ君の配属されるチームへ案内しよう!」


「おなしゃす!」


俺は天木先生に連れられ、教室の様な場所に着いた。

天木先生は先に入って話を始めた


「やぁやぁみんな!おはよう!」


「おはようございます!!」


「うんうん!私の愛しい生徒たちは今日も元気みたいだね!そんな君達に朗報だ!新しくこのチームに入る生徒を紹介するよ!」


反応は少し盛り上がる程度だった

それもそのはず

なにせこのヘブンスターティアの訓練を受ける生徒は


「さぁ!入ってきたまえ!しゅうと君!」


「おっす!雨宮しゅうとですおなしゃーす!…って少な!!」


俺含めて4人しかいないからだ


「そうなんだよぉみーんなガーディアン志望じゃなくてねぇ…」


「俺らも新しい生徒が入るって聞いて天木先生と一緒になって喜んでたんだ。」


「あ、まじすか?そりゃ嬉しいなぁ」


「敬語はやめろよ。俺りゅうき!川上龍輝な!」


「次私!私は高嶺來良!らいらって呼んで!」


「私はひめのです…神崎姫乃。えと、ひめので大丈夫です!」


川上龍輝

高嶺來良

神崎姫乃

3人ともめちゃくちゃいい人そうだ


「俺、雨宮修斗!みんなよろしく!」


「まってまって!私も!天木エリカ!天木先生って呼んでね!」


「いや、天木先生は昨日聞いたっすよー」


「いいじゃーん無かったことにしてよー!」


とても賑やかで楽しそうだ


「いや〜やっと男が入ってきたなぁ。しゅうと!お前確定で俺の親友だ!よろしくな!」


「いや、親友って今初めてあったばっ…」


「細けぇ事はいーっての!ここにいるみんな全員親友だ!」


親友…か

頭の中であの出来事が蘇ってきた


「しゅうとしゅうと!うちら親友だよね!」


「親友ってなーにー?」


「親友ってね!友達よりも友達って事なの!」


「おぉー!!!ゆめかと俺は親友!」


「うんうん!親友!親友!」


そういえばあの時も

出会ってすぐだったな


「よっしゃ!みんな親友!よろしくな!」


「ふふ、眼福眼福!青春を目の当たりに出来る事ほど幸せな事はないってもんよ!」


「先生も親友だぞ!俺らみんなでチームなんだから!」


「りゅうきってば…私は嬉しいわ…!」


これからはここが俺の居場所か

なんだかとっても楽しくなりそうだ!

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