第16話 準備

「帰り、送るよ〜」


「いや、いいっすよ近くだし!」


「いやいやぁ帰りちょっと商店街によってこーよー」


「あぁ、まぁ確かに飯も何も無かったし…りょーかいっす!」


「うんうん!ちなみにだけどその学生証あればそれで買い物できるからね〜。いわばクレジットカードみたいなもんよ!」


「有能かこの学生証!?」


「さ、いこっか!」


「うす!」


それから俺らは商店街を歩き回った


「よし、少しここ入ろう」


目の前にあったのは鍛冶屋だった


「ここっすか?」


「うんうん。しゅうと君はどんな武器が好きなんだ〜い?」


「え、好きな武器…?」


「しゅうと君のタクティクスさ、最初はあまり攻撃にも防御にも使えないから少しでも攻撃力高めるためにね!」


「なるほど…なんでもいっすけど…」


「んじゃ!エリカセレクト!このナイフど!?」


「なんじゃこりゃ!?こんなのあるんすか?」


見た目はダガーナイフの持ち手がメリケンサックになっているようなものだった


「どーどー!?」


「ま、まぁ俺は全然いいっすけど」


「よし!これいこ!先生が買ったげる!」


「おぉ!あざす!」


「これ!おなしゃーす!」


「20000ジェミーね!」


「しゅうと様お金借してください」


「えぇ!?!?自分で買いますよ!」


「申し訳ないですほんとに。情けねぇ…」


「いやいや!!どちらにしろ必要な出費だったんで大丈夫っすよ!」


「お詫びにご飯奢ります…」


これは奢って頂かないと逆に苦しめてしまいそうだ


「それじゃお言葉に甘えて…」


この後我々は空気の悪い中食事をして解散した

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