第15話 ヘブンスターティア

「しゅうと君はなんで死んじゃったの〜?」


「あの、失礼ですけどデリカシーとかないんすか!?」


「あ、ごめん聞かない方が良かったかね…?」


「…なんか不治の病とか言って死にました。病気の名前もわかんないようなやつっす」


「そうなんだぁ…辛かったね」


「そういうあなたはなんでそんな小さい頃に死んだんすか」


「天木先生って呼んでおくれ〜い!私の死因は餓死なんだ〜。親がゴミだったからねぇ」


「なるほど…嫌な事聞いてすんません」


「ううん、全然いいんだ〜。親ももう死んでるしなーんもおもわない!」


「そうなんすね…なんでガーディアンになろうと思ったんすか?」


「私には妹がいてね、妹を守りたかったんだ。だけど妹も死んじゃってまじバッドエンド!

でも始めたからにはやり抜こうって思って今はやってるかな〜」


「うっ…そんな過去があったとは…」


「妹も今となっちゃ立派にヘルスレイヤーやってるよぉ!毎年交流戦の時会うんだけどその度に成長しててお姉ちゃんは嬉しいよ…グスッ」


「えぇ!?そうなんすか!?すげぇなぁ…」


「さ、そんなこんなで着いたね!ここがヘブンスターティア!しゅうと君はこれからここで私の生徒達と共に強くなっていきます!」


「おぉ…でっけぇ…!!」


「さ、入ろ!」


「うす!」


ここで俺はガーディアンになるんだ

色々な不安があった

でも天木先生を見てたら自然と大丈夫な気がした


「さ、これ!制服と練習着!あとは教科書と…学生証ね!」


「あざす!てか準備早いっすね」


「もちろん!しゅうと君の情報はとっくのとうにエンマ様から入ってるからね!」


「なるほど!」


「明日からはこれを着て登校しておくれ!」


「了解っす!」


何があるかわかんないけど

とても楽しみだ

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