第14話 天木エリカ

コンコン


「ん?はーい」


「おーっすぅ!君がしゅうと君かね〜?」


扉を開けようと近づいたが勝手に入られた


「え!?え、え!?」


「おっと、驚かせてしまったかな?」


「いやそりゃそうですよ!!そもそも誰ですか!?」


「ごめんごめん、紹介が遅れたよ〜。レジンちゃんから聞いてると思うんだけど、しゅうと君の教師兼配属されるチームリーダーの天木エリカだよ〜!」


「天木…エリカ…?へ?」


俺は驚きすぎて少しの間頭がまっしろだった


「あれ、おかしいな、しゅうと君じゃなかった?


「いや、俺はしゅうとですけど!せめて出るまでまっててくださいよ!」


「あぁ〜ごめんよぉ。愛する生徒に早く会いたくてね♡」


「いい人なんだかどうか…」


「君の事は聞いてるよ〜。会えるのを楽しみにしてたんだ!ちなみにまだ23歳!」


最後の情報はいらない


「えと、エリカさんもそんな若さで亡くなられたんですか…?」


「そうなんだ〜ほんと悲しいよぉ…私が死んだのは6歳の時だけどね!」


「そんな…」


「気にしないの〜私は今幸せだから全然おけ〜!」


この人も苦労したんだろうと思うとさっきの出来事も許せてしまう


「とりあえず着いておいで!活動自体は明日からだけど制服とか色々渡したいんだ!」


「わかりました。いきやしょう!」


分からないけど着いていこう

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る