第11話 天獄の翼

「これで、いいんですか…?」


「お、終わったか?どれ…」


ヘブンタクティクス ヘルンウィング


「こりゃあ…」


「エンマ様!!これ…」


「な、なんですか…?」


「ぷっ」


「ん?」


「ぷはははは!はずれだねこりゃ!!」


「お気の毒ですね…ですがこれでも充分対抗出来る力、精進すればいずれ…ぷっ」


「え、エンマ様?レジンさん!?!?」


「レジンちゃん!簡単に能力を説明してあげてよ!ぶはは!」


「ヘブンタクティクス・ヘルンウィングとは翼を発現させ翼を屈指し飛ぶ事ができます。極めれば羽を銃弾のように飛ばす事も可能です。まぁ極めればの話ですが。」


「なるほど…じゃあ極めればいいんですね!!」


「だが道のりはとてもじゃないが長いぞ?銃弾のように飛ばせたのも過去に1人だけだしなぁ」


「じゃあ俺が2人目になってやりますよ!この力で俺は夢香を守ります!!」


「うむ、健闘を祈っているよ!」


「あざす!」


「さて、それではレジンちゃん。この子をヘブングライダーへ連れて行ってあげてよ」


「承知しました。それでは雨宮様。こちらの部屋にて置いてある装備を装着しお待ちください。」


「分かりました!!」


レジンさんは部屋を出ていった


「さぁレジンちゃん、とうとう来たね」


「えぇ…まさかあの話が本当だったとは…」


「ゴッドタクティクス・ヘルンウィング

通称」


破壊と創造の翼


「翼に宿る破壊と創造の神シヴァルツは持ち主の強さに比例して真の強さを発揮する」


「ですが何故彼に…」


「運命は誰にも分からないさ。このエンマにもね。」


「そうですか…」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る