第2話
そう。
何を隠そう俺の机の上は今にも雪崩が起きそうなほどに色んな物が積み上がってる。
英和辞典に、電子辞書に、学校のプリントとか
教科書とかノートとか。あと、肩掛け鞄とか。
昨日は土曜日だったんだが、その夜、俺は床に散らばっていたモノの類いを頑張って寄せ集めて机の上に乗せて掃除機をかけた。
と、そこまではいいのだが、
そのあと力尽きて寝てしまったから、
机の上は誰にも見せられない程、
まぁ、例えると、ジェンガみたいになってて
いつ、何が崩れるかなんてわからない状態になってた。
全く。
今日は日曜だってのに、中学三年生の俺は1日かけての模試があるだとかで、そんな机の上を整理する間もなく通ってる塾に足を運んだ次第だが、疲れて帰って来た俺は
自分の部屋に入って暫く経ったあとに、
悲鳴をあげることになろうとは
母親と会話してるこの時は、思いもしなかったのでした。
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