第6話 恐怖との対峙

 私はベッドの上にいた。


「ここどこ?」


 すると、色っぽさがにじみ出ている女性が顔を出す。


「目が覚めた?ここは医務室よ。あなた、頭に槍があたって倒れたのよ。」


 話しを聞くと、周りに槍で遊んでいた奴がいてそれが私にぶつかったらしい。


 あぶなっ。下手したら死んでたじゃん。


「幸い、軽症でよかったわ。でも、念のため、病院にもいくのよ。」


 軽症だったんかい。


「はい。わかりました。」


 女性と話していると、放送が流れてくる。

 どうやら私が呼び出されているらしい。


 呼び出されたところに行くと

 さっきの体格のいい傭兵が申し訳なさそうな顔をして待っていた。



「いやー。済まなかったな、俺がいながら。それと・・・」







 謝られた。それに任務を請け負った。洞窟にいるオーガを倒してこいと。



「いやいや、無理無理。あんなの倒せないよ。バックレようかな。」



 町を物色する。バックレるわけじゃないよ。装備を整えようと思っただけで。




「よし、これぐらいでいいか。」



 準備を終え、洞窟へ向かう。

 町を出たのは日が申し訳程度に出ている時だった。



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