妖精が題材のファンタジーもの。妖精といえばメルヘンな童話、そして童話と言えば、実はダークな部分を含んでいるというのはもはや常識かも知れない。この小説はそんなメルヘンさとダークな部分をうまくファンタジー小説へ落とし込んでいる。特にダークな部分、思わず目をそむけたくなるような場面の描写に力が入っている。メルヘンダークファンタジーをお求めの方、ぜひご一読を!