ほんわかしつつもシリアスな、新米達の冒険譚

低レベル帯キャンペーン特有の良さがとても出てます。

はじめての冒険、街の人たちとの交流、パーティメンバー同士での会話。ひとつひとつに新鮮さを覚え、胸を躍らせるPCたち。
一方で、冒険者が決して避けられない“死”というものに直面したり、一筋縄ではいかない状況に苦悩したりと、初期作PCだからこそだなぁ、と感じられるシナリオとロールプレイに、読んでいるこちらも一喜一憂してしまいます。

小説風のリプレイということで、GM・PLのメタ会話は書かれていませんが、それが無くても、楽しんでいるのが伝わってくる、素敵な作品だと思います。