第3話
学校で命懸けのゲームをしたらどのように変わるのだろう。
という感情。
朝起きて学校へ行き。
ただ授業を受け。
そして、家へ帰る。
特に何も感じることはない。
唯一楽しいことといえば、友だちと雑談することくらいだ。
ただそれだけのために、オレは学校なんかに来ているのだろうか?
ふと周りを見渡してみると、スマホをイジる生徒や、イヤフォンを制服の袖の中に通してスマホゲームをする生徒までいた。
半分以上の生徒たちが下を向き、先生の話を聞いていない。
陰口よりも恐ろしい現実が先生の目の前で起きている。
そのことに気がついているのだろうか?
それにしても、よく皆見つからないよな…。
いや、もしかすると見て見ぬふりをしているのかもしれない。
そんなことを考えながら、数学ノートをパラパラとめくる。
「…あれ?何でこんなところに。」
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