第3章 嵐の前の静寂
超研グループチャット
18:46
あかねさんがログインしました
トーテム:堂城さん!参加してくれるのか
い!?
レイ:茜ちゃーん!
あかね:はいよろしくおねがいします
レイ:良かった!本当に来てくれないのかと思
った
あかね:さんかはしますけどあぶないことだ
けはしないでくださいよ
トーテム:もちろんだ。約束する!
チェリー:つーかそもそもどうやって学校忍び
込むわけ?正門閉まってんでしょ?
トーテム:大丈夫だよ。僕を誰だと思っている
んだ。
チェリー:背高ノッポ
トーテム:やめてくれ。背が高いのはコンプレ
ックスなんだ。
チェリー:だったらトーテムなんて名前つけん
なよ
あ:どうでもいいけど俺も参加する感じになっ
てねえか
チェリー:当たり前じゃん、釘男の被害にあっ
てんのあんただけでしょ
あ:だから嫌なんだけどな
レイ:そういえば安住君の自転車、中庭に置き
っぱなしだった気がするんだけど
あ:パンクしてたから電車で帰った
チェリー:まじ?
レイ:すごいね、集中狙いされてるね
トーテム:なかなかの被害だね。
あ:まじでこええんだけど。なんで俺のチャリ
だけ狙われるんだよ
ホームズ:そもそも釘男って自転車狙う怪異な
んですか?
あ:知るかよ
トーテム:噂では人の足なんだけれどね。
あかね:ほーむずってあさがや?
チェリー:噂聞いてる感じじゃただの不審者な
んだよね
ホームズ:よく分かったね堂城さん
レイ:みんなもしもに備えて武器とか持ってき
た方がいいかもだね
チェリー:武器ってw
さなえ:大丈夫!先生がいるんだから
チェリー:早苗ちゃんは守られる方だから
あ:それな
トーテム:うむ。
アイリス:私防犯ブザー持っていきますね
チェリー:いいね
レイ:私も持っていこうかな
さなえ:先生らしくさせてよー
チェリー:だめw
トーテム:それで安住、尾木は来そうか?
あ:一応言っといたけど、来るかは分かんねえ
トーテム:ありがとう。それでいいよ。
おぎさんがログインしました
トーテム:噂をすれば、だね。
おぎ:あ?なんか文句あるか?
トーテム:まあまあそんな怒らなくても。
おぎ:お前の態度まじでうぜえわ
チェリー:いちいち喧嘩腰でつっかかんなよ
おぎ:黙れブス
チェリー:ほんとよく高校受かったよねー、尾
木と安住バカのくせに
おぎ:は?殺すぞ
あ:はあ?同じ塾通ってた奴がよく言うぜ
チェリー:あ?殺せるもんならやってみろよ
トーテム:もしかして水野塾かい?
レイ:2人ともやめてよ
トーテム:もしかして水野塾かい?
チェリー:そうだよ。2回も聞くな
トーテム:懐かしいね水野塾。
レイ:部長も通ってたんですか?
トーテム:うん、通っていたよ。
チェリー:てか滝野森受けるやつ大体水野塾通
ってたっしょ
レイ:確かにほとんどみんな通ってたよね。1
年生のみんなも通ってた?
ホームズ:通ってなかったですね
アイリス:私も通ってないです
あかね:おなじく
チェリー:まじかよ、あんたら天才か!
おぎ:おい。何時に高校行けばいいんだよ
トーテム:そうだったね。中内先生、今はどん
な感じですか?
さなえ:職員室にはまだ何人か先生がいるよ
トーテム:何時くらいがいいですかね?
さなえ:そうだね。大体9時には用務員さんが
巡回も終えて帰宅するはず
トーテム:先生も一度帰る感じですか?
さなえ:駅近くのカフェで時間潰すから何時に
来てくれてもいいよ
トーテム:わかりました。では午後10時に裏門
前に集合でいいかな。
チェリー:おっけ
レイ:分かりました
あ:あいよ
羅鱶:了解
アイリス:はい
ホームズ:裏門って駐輪場の先のとこでしたっ
け?
あかね:うらもんってどこですか?
トーテム:そうそう、ゴミ捨て場のところだ
よ。
ホームズ:了解です
トーテム:堂城さんもわかったかな?
あかね:たぶんだいじょうぶです
トーテム:よし、それじゃあ皆後ほど!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます