第20話 狂気
今日
さよならを言いました
あなたがもうあなたじゃないから
昨日
ちゃんと言いました
あなたがそうなら考えがあるって
一昨日
会ったって言いました
あなたのお気に入りのあの子に
一昨々日
見たって言いました
あなたがあの子とベッドに居るのを
明日
好きだったって言いましょう
あの子の後を追ったあなたの骸に
明後日
別の男に好きと言います
あなた達を殺めたあなたの親友に
将来
お腹の子に言います
あなたのお父さんは、わたしに愛の証しを下さったステキな方なのよと
最後
死神に言います
あなたの所へ連れて行ってと
うふふふふふふ
あはははははは
ずっと、死んでも好きだから
うふふふふふふ
あはははははは
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。