第249話 読み専

 読み専……言葉の通り。読むのを特化した人で有る!?

 作品の感想や評価。不平不満を言わずに、黙って読んで黙って去って行く……

 閲覧数(PV)が増えるのは嬉しいが、無アクションなのも寂しい。


 作者にとっては……つかみ所が無い、微妙な人に成ってしまうが、この世界で生きたければ、如何に多数の読み専を確保出来るかが課題に成って来る……


 ☆


 私は読み合いが嫌いな人間で有るが、他の作者様との交流を意識して、最近は読み合いに参加をするように成った。

 読み合いに参加することによって、他の作品を読む機会が増えたり、”袖触れ合うも多生の縁”が出来た。


 だが、所謂いわゆる作者同士の交流……

 一時の仲間には成るが、直ぐに敵へ戻り、評価を下げたり、交流を絶ちきる人が多数いる!!///


 やはりと言うか……作者同士の交流で輪を広げるより、読み専の人たちを増やさないと、作品自体に華が開くことは無い……

 選挙でも組織票は大事だが、一番大事なのは不特定多数票を如何に、確保するかで有る。


 だが、読み専さんは本当にシビアで有るから、読み専が求める時代の作品を提供しないと、幾ら面白い作品を作ってもジャンル違いで読まない!!///


 ☆


 何故、異世界物(小説)が何時までも流行はやるかと言うと……読み専が異世界物を常に求めているからで有る。

 だから、小説ランキングには異世界物が常に無双して、異世界物の一本勝ち状態が続いている……


 後……Web系小説サイトは、真の評価が分かりにくい所で有る。

 前話でも書き記したが、評価なんて感情や欲でする物。

 かたよった評価に成るのは当然で有るが……


 私は今まで、私がえがきたい作品ばかりを作って来たが、読み専の意向に合わない作品を描いても、読んでくれる訳が無い。


 けど、私は異世界物には全く興味が無いから読まないし、興味が無いから描くことも出来ない……

 時代が変わるのを待てば良いのだろうか?


 けど、その前に私の体力が持たないな……

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