第31話 いじめ

 苛めは良くない。

 それは、当たり前で有る。

 けど、人は苛めを止めない。


 陰口や悪口。

 無視や嫌がらせ。

 最後は口撃こうげきや暴力等の、本格的な苛めに発展する時も有る。

 面白い事に愚痴は、苛めには入らない!?


 苛める側は楽しいかも知れないが、苛められる側はたまった者では無い!

 苛めの問題は、双方に問題が有ると良く言われるが、そうで無い時も有る。


『只、何となく気に入らなかった……』


『俺より目立ちやがって!!』


『勉強が出来るだけで、調子に乗るじゃねえぞ!!』


 苛め側、一方的の感情で、苛めが始まる時の方が多いのでは無いだろうか?

 そして、苛めまでに発展したら、この問題を解決する事は非常に難しい……


 第三者の仲介では、根本的な解決は出来ないし、下手な事をすると報復される恐れも有る!!

 苛められた場合……選択肢は『その場から逃げる』、『戦う』、『和平交渉』、『人生から逃げる!?』位の選択肢しか無い。

 元々、和平交渉が出来る状態なら、苛めまでに発展はしないが……


『戦う』が一番理想的かも知れないが、苛め側も『こぶしでは勝てる!』と意識して苛めて来るのだから、普通の戦い方では勝てないだろう。

 武器は使えば別だが……やり過ぎてしまう時の方が多い筈だ!!


 結局……、苛めが起きてしまった場合、基本手の打ちようが無い!

 苛め側が飽きるか、それとも、強力な仲介者が現れない限り、解決は出来ないだろう。

 大人の世界なら弁護士が容易に出てくるが、子どもの世界は親や先生しかいない。

 けど、様々理由で、助けを求めなかったり、助けを聞いてくれない時も有る!?


 苛めに依る、悲しい事件がまた起きてしまった。

 どんな理由が有れども、は好ましいとは言えない。


 苛めは無くすのは不可能だが、苛めを抑える事は出来るはずだ。

 その方法を真剣に考える時が、来たのかも知れない……


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