【注7】戦う女性たち
果たして女戦士は強いのか?
長年議論されてきた主題の一つですね。
全く男女差別の意図はありませんが、女性は一般的に男性よりも力で劣ります。ゲームなどではバランスをとるために女性は力が弱い代わりに敏捷性が高い、などとしているものもありますが結局は素早さも筋力から生まれる物です。
歴史を見返してみると、戦う女性たちの記録は様々な地域・時代で散見されます。日本でも、武家の女性たちは長刀で家を守り、悪党や敵軍と戦いました。巴御前なども有名ですね。ジャンヌ・ダルクは神の啓示を受け、フランス軍を率いてイングランド軍に立ち向かいました。海賊(ヴァイキング・バッカニア双方)の歴史上にも女海賊の存在は確かに残っています。
古くは3世紀から、ローマや地中海などにも周辺諸国への領土悪代の野望を持った女王たちが存在していたようです。
女性にも男性と同じ様に、 勇気や蛮性、野望と支配欲などが存在していることが分かりますね。
マーセデス・ラッキーの『ヴァルデマール年代記』を読むと、女性たちがどのように戦い、傭兵生活を営んでいたかを親しみを持ちながら鑑賞することができます。女剣士と女魔法使いが傭兵団に加わり、戦いの日々に身を投じていくさまが説得力を持って描かれているので、女戦士好きの諸兄には是非一読してみることをお勧めします。
映画では、『コナン』に登場するヴァレリアや『レッドソニア』、『ハムナプトラ2』『ロード・オブ・ザ・リング』などでその雄姿を見ることができます。ですが、いずれも女性に配慮した脚本の肉付けをされているので、逆に女性蔑視につながっているのではないかと感じてしまうところも個人的にはあります。
冒頭の「女戦士は強いのか?」ですが、結局は個々の才能によるところが大きいとしか言いようがありませんよね。同数の男性軍と女性軍が同様の兵装で戦ったとしたら、おそらく個人的には男性軍が勝つのではないかと思いますが、そのような状況はなかなか生まれませんし、戦いはスポーツではありません。
そして、女性の武器は手にした獲物だけではないのです。いかなる時・環境であれ鋼の塊をその肉体に深く埋め込めば、男性たちは簡単に死んでしまうのですから。
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