目玉の怪物に関する覚え書き
★巨大目玉の怪獣~トロレンバーグの恐怖~
英国のモノクロ映画「The Trollenberg Terror」(1958)、米題「The Crawling Eye」
複数の触手を持った目玉の怪物らしい。浮遊する目玉ではなく這い寄る目玉の様です。
販促用のティーザー的な映像しか見てないので詳細は分かりません。
この作品は「The Eye Creatures」(1967)又は「Attack of the Eye Creatures」として、米国でカラー版リメイクされている様です。
★バックベアード
初出とされるのは「少年ブック」1966年(昭和40年)8月号。「昆虫の目」の別名がバックベアード。
そして「墓場の鬼太郎」マガジン連載版の「妖怪大戦争」の回(1967)。
★新宿幻景・キメラ
1964年。写真家によるコラージュ作品らしい。
水木版バックベアードに似ているとされる。
★オディロン・ルドンの作品
生年1840年、没年1916年のフランス人画家。
目をモチーフにした作品を多く描いている。
その中でも、「目・気球」(1878)が、水木版バックベアード及び新宿幻影・キメラに似ているとされる。
★ビホルダー
D&DのBeholderの初出は、1975年。
A系統とB系統に分かれていなかった時代(通称Original D&D)のgreyhawkのサプリメントらしい。この頃は、まだ、ちっちゃかったっぽい。
★鈴木土下座ェ門
初出は、1988年。週刊少年ジャンプ連載中だった「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」。詳細は…説明不要ですよね?
★ローパー
日本だと触手モンスターのイメージが強いのかもしれませんが、D&D系統だと、一つ目でもあります。目玉の怪物と言えます。因みにSRD記載です。
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推定ですが、米国のパルプフィクションだとか、日本の貸本漫画や紙芝居だとか、先行例はもっとありそうだとは思います。
ですが、調べる術が無い。
現存してない物も多そう。
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目玉メインではなく一つ目など目玉に特徴がある者、あるいは目をモチーフにした意匠などならば、伝承などにも無数に出てくる。
例えば、ギリシャ神話のキュクロプス。
例えば、陰謀論系エンタメで利用される事のある目玉の意匠。
日本の妖怪だと、意外とたくさん出てくる。
目目連、一つ目小僧、うしろめ、一つ目坊、一つ目の唐傘お化けなどなど。
それで調べている内に、単眼症という先天的な障碍の存在に気付きましてね。
一つ目のヒューマノイドを「悪役として」出すのは控えようと思ったんですよ。
フィクションだと割り切れる人ばかりでは無いと思うので。
これは、個人的な判断です。もちろん他の方の創作を制限するものでもありません。
この辺、考え出すとキリがありませんが。
何言ってるか、わからない?わからない人は、それはそれで、いいと思いますよ。
日本の妖怪勢〜一つ目小僧など〜見る方が勝手に驚いてるだけで、特に悪さとかしてない場合が多いのにも気付きました。
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「ライセンス的にセーフな邪眼系の目玉の怪物を作れないか」と考えたのが調べるきっかけでした。
目玉の怪物は、いろいろと地雷原となっている印象です。
ライセンス関係のトラブルを避ける為、伝承から探そうとすると、今度は(悪役としてだすと)コンプライアンス的な問題にぶち当たる可能性が出てくる。
ローパーがSRD記載なので、自前設定を大幅に盛って、邪眼の魔物として出すのは、出来そうですね。
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