第10話 過去世からの繋がり。。。
三輪様「ひかりと、シヴァはどうしている。。上手くやっておるか?」
いつものように、住吉邸の居間には
神々が集まっていた。。。
中筒「それが。。中々困難なようで
なんとも。。。」
そうなんだ。。
せっかく、ひかりと再会したって言うのにさ、
なーんだよ!!
ちっとも、ロマンチックじゃねぇし!
俺、、ひかりが、、
こんなにも、、、
好きだって言うのに!!、、
そんな気持ちすら、言える状態じゃぁ
ねぇし!、、、
あぁ〜!
泣きたい。。。
お不動様「何を言っておるのだ!
これからであろう。。」
須佐之男命「そうだぞ!
今後、俺達が
ひかりの前に出られるか
シヴァにかかっているん
だからな!」
底筒「そうだよねぇ。。
シヴァが駄目なら、
僕が出ようかな。
ひかりは娘同然だからね。」
全く、皆、好き放題言ってくれる
じゃねぇか。。
さてと。。。
今日は仕事も休みなひかり。
部屋でくつろいでいた。。。
ひかり「ねぇ、シヴァ神様。。
帰らなくていいの?
皆待ってるよ。
ヒンズー教の人達が。」
俺は、ちゃんと話すと決心した。
シヴァ「ひかり。。
これから、俺が言う事、
信じないかもしれないが、
最後まで聞いては
くれないか?」
ひかり「わかったよ。聞くよ。。」
俺は、話し始める。。。
シヴァ「まずな、ひかりが、
気にしている、その国だが
シヴァ神はちゃんといる。」
ひかりは ? みたいな表情だ。
シヴァ「俺はそのシヴァ神から
生まれたんだ。
人間がわかり易く表現
するならば、
シヴァ神の分身みたいな
ものかな。」
ひかり「分身?。。」
シヴァ「そう。
俺は、シヴァの分身みたいな
もんでな、本体と言うか、
元々のシヴァ神は
俺から見たら、父だ。」
ひかりは以外にも納得しているようだった。。それについて、質問してきた。
ひかり「じゃぁね、シヴァ神様は
他にもいるの?」
シヴァ「あぁ。他にもいるんだ。」
ひかり「それは、日本の神々様も
同じなの?」
シヴァ「神にもよるが、御霊分け
と言って
ご自分の魂を使い、
もう一人のご自分を生まれ
さすことはある。
俺も、それに近いだろうな」
ひかり「そうなんだね。。。
なんだか、漫画のお話
みたいだね。」
俺は話を続ける。
シヴァ「俺は父であるシヴァ神に
この国に連れられ来たんだ
この国の為に役立つように
そうして、
この国の
『中筒男命』と言う、
神に預けられ、育てて
もらった。
ヒンズー教と仏教が
繋がっていることから、
俺は、仏様の道に進み、
お不動様にも育てて
頂いているんだ。」
ひかり「ちょっとまって!
仏教とヒンズー教は繋がっ
ているの?
どう言うこと?」
ひかりは、おもむろに
また、電話を出しピコピコと調べはじめる。
シヴァ「この国の仏様はヒンズーの
神々が姿を変えて、鎮座
されたりしているんだ。」
ひかりは調べながら、納得する。
シヴァ「ここからが、本題なんだが
俺とひかりは、前世から
繋がっていると言ったのを
覚えているか?」
ひかりは電話をおき、俺の話に耳を傾ける。
シヴァ「ひかりの前世は、
巫女なんだ。」
ひかり「巫女?、、神社にいる?
あの巫女さん?」
シヴァ「違うよ。
現代の神社にいるような
巫女ではなくて
昔からの巫女。。。
つまり、
今、俺がひかりに話すように
神の言葉を受け取り
人々に伝える仕事だ。
当時からは、
偉い殿様みたいな、
身分の高い方や政治とか
そんな事に向けて
仕事していたんだ。」
ひかり「私はそんな事をしていたの?
それで。。。?」
シヴァ「それの神の役割を
していたのが、俺なんだ。」
ひかりが、納得したのか、正直、不安だった。。
ひかり「そうだったん。。。
自分の前世は巫女。。
だからかな。。小さい頃
から、神仏の話とか、
妹弟の中で、私位だし、
神仏の話とか、興味深いの」
なんだか、納得したらしい。
ひかり「シヴァ神様。。
よくわかったよ。
ありがとう。
それでね、、、
ところで、
なんで、私、、、
視えないはずのシヴァ神様
の声が、聴こえたの?
それに、
今、なんで、姿が
視えるの?、、、」
ひかりに詰め寄られ、
言葉に詰まる俺だった。。。
そう、、、
ひかりの今生の神々からの
役目が始まろうとしていたんだ。。。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。