第9話 シヴァ神とひかり
朝になり、ひかりが目覚める。
ひかり「う、、うーん。。」
ひかりが何気に横を向く。。
ひかり「ひぃ〜っ!?
だ、誰?、、この人!」
つられて隣で眠っていた、俺も
ひかりの「ヒィ~っ!」と言う声で
目覚める。
シヴァ「あれ?、、ひかり。
おはよう。。。」
眠気な感じで挨拶する。
ひかりは俺の顔を触ろうとしながら
ひかり「昨夜の方、、よね?、、
確か、、、
シヴァ神様。。。」
ひかりは、夢ではなかったのだと、
昨日、いきなり現れたこの外人は、
シヴァと言う外人なのだと。。。
それも、、神様。。。
疑問が、一度に湧いてくるが、ひとまず、置いといて、、、
時計を見た、ひかり。
ひかり「た、大変!
準備しなきゃ!
仕事、遅刻するわ!」
俺の事などそっちのけで、急いで準備
慌ただしく、かばんを手に家を出る。
ひかり「お母さん、行ってきまーす」
母「気をつけていきなさいよ!」
ひかり「わかってる!
じゃぁね!」
バス通勤をしていたひかりは、やって来たバスにギリギリセーフとなり、
乗れた。
1番後ろの座席が空いていてそこに腰かけ、落ち着く。。
ひかり「あれ?、、
シヴァ神様?
なんで、わたしの後ろに
座ってんの?
しかもこの座り方って、、」
俺は、自分が座わり、その両足を広げた間にひかりを座らせていた。
そして後ろから抱きしめていた。
ひかりは硬直していた。。
中筒「シヴァよ、
何をやっておる。
ひかりが怖がっているでは
ないか。。。」
シヴァ「だってさ、
やっと、会えたんだ!
抱きしめたいじゃねぇか。」
中筒「気持ちはわかるが、
ちと、加減してやらねば、
固まっておるぞ。」
確かに。。。
しかし、俺はあえてひかりに
伝えたいんだ。。。
シヴァ「ひかり。。逢いたかった。」
ひかりは、黙ったまま、そのままバスに乗っていたのだった。
それより、昨夜ピコピコとしていた
電話を取り出し、
何やら調べている。
俺は後ろから覗き込む。
どうやら、俺の事を調べているようだ。
俺がどんな神なのか?
俺にまつわる話を片っ端から
読んでいた。
そうして、ひかりが口を開く。
小声で、話かけてきた。
ひかり「シヴァ神様。。
貴方様は、恐い方なの?
それと、昨日も
聞いたけど、
私にいるのは、おかしいと
思うの。」
シヴァ「なんで、俺がひかりの
側にいるのが、
おかしいんだ?
別に、変じゃないだろう」
ひかり「だって、こんなに
偉くて、恐い神様が
なんで、こんな、名もない
1個人につくんよ。」
尚もひかりは続ける。
ひかり「それに、こんなとこに、
いる場合じゃないと、
ご自分の国、
帰らんとまずいでしょ。
インドの信者さん
沢山なのに。。
早く、帰らんと。。。」
俺はひかりが言う事が、理解できずにいた。
別に俺の国は問題ないし、
俺が今、ここにいる事に、
何が問題なのだろう。。。
ひかりの言っている意味が
解らず、とりあえず、
ひかりの頭の中を見てみることに。。
すると、その疑問が直ぐに解った。
人間はこんなふうに考えるのか?
神は一体だと。
つまり、人間と同じで、
今いるシヴァである俺が
一人でシヴァだと。。。
なるほど。。。
人間って、面白いな。。。
俺が説明しようとしたが、もう、バスを降りて仕事なようだ。
(まっ、帰りか、間で話すか。。。)
俺は、仕事の邪魔をしないよう、
少し離れた所から見守っていた。
シヴァ「お不動様。。
人間って、面白い
考えするんだな。
俺が当たり前なのが、
ひかりからは、当たり前
じゃないんだな。」
お不動様「そうである。
だから、一つずつ
教えばな。。。
なぜ、シヴァ神である
そなたが、ひかりに
付いておるのか?。。」
そうだな。。
なぜって。。。
信じてくれるだろうか。。。
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