第6話神々のお話し合い
シヴァ「ミナカヌシ!、、いや、
ミナカヌシ様!」
ミナカヌシ「なんだい? シヴァ」
ミナカヌシ。。。
そう、この国で偉い神。
天之御中主神様
(アメノミナカヌシ様)
造化三神のうちの一柱であり、
この方の他にも
高御産巣日神様
(タカミムスビ様)
神産巣日神様
(カミムスビ様)
こちらの神々がいる。
俺達と違い、上の階層におられ、
性別も男女、双方持ち合わせている。
主には男性側の神が出て来ることが
主流である。
俺達は、皆、
この神の事を
ミナカヌシ様と呼んでいる。
いつものメンバーの神々が、住吉邸の居間に各々の定位置へ座る。
腕を組み座る者、部屋の柱に寄りかかり片膝をたて座る者、
様々であるようだ。
ミナカヌシ様「今日はね、僕もお話
し合いに、参加しよ
うと思ってね。」
三輪様「そうなのだ。今後のひかり
の方向を決めていきたい。」
中筒「降りる前に、大体の筋書きは
伝え、ひかり自身の考えも
取り入れております。」
三輪様「ミナカヌシ様とも話したの
だがな。。。」
シヴァ「な、なんだよ。。。
また、無理難題させる気
じゃねぇよな。。。」
底筒「まぁ、まぁ。。。シヴァ。
話を聞こうじゃないか。」
シヴァ「あぁ。。」
なーんか、嫌な予感なんだよなぁ。。
俺のかわいい、ひかりにまた、何、
させようってんだ?
三輪様「ひかりは今まで短命であっ
た。」
中筒が、神妙な表情となる。
三輪様は話を続ける。
三輪様「降りる前に、ひかりには霊
能を開かせると伝え、
ひかりも、それに納得して
いた。。ただ。。。
今回は生まれながらにでは
ない為に、様々な事が予想
されるのだ。
シヴァ、、わかっておるな」
シヴァ「あぁ。。わかってる。。」
あぁ、わかっているさ、、、
途中から、霊能を開く事がどんなに大変か。。。
あぁ〜、、、だから、、、嫌だったんた!、、霊能なんかいらねぇから、
いつものように、短命なままでいんだよ!、、と、とにかく、早く、還してやれよ。。。俺の手の中に。。
あぁ〜!、、、あの赤ちゃんの時みてぇに、抱っこしてやりたい!!
中筒「ですから、お不動様にひかり
を預けているのですが。。
それでも、、まだ、何か良く
ない事でも。。。」
須佐之男命「生まれつきなら、その霊
能の感覚に慣れながら生
きていくだろ、霊的にも
術を身につけられる。
でも!、、途中からって
しかも、子供の柔軟な感
覚とは違い、大人になっ
てからだと、社会の常識っ
てのか?そんなんに縛られ
てるだろうからな、、、」
お不動様「少し、よろしいかな。。」
ひかりの側で守っている、お不動様が、話に入ってきた。
中筒「お不動様。。。」
お不動様は、神々とは違い、人の1番近い所から、守ったり、導いている。
それが、仏様なんだ。
お不動様「確かに、途中から霊能を
開く事は、危険もある。
予想されるに、まず、今ま
で視えない者が視えてし
い、恐がる事。
まずは、これを克服せね
ば、これからの役目も果
たせぬ。
よって、ご先祖様を強化
させ、低級な霊から守る」
ミナカヌシ様「お不動様。いつもあり
がとうございます。
貴方様方々のおかげで、
あちらの世界もなんとか
成り立っています。。」
お不動様「そのような事。良いので
す。種族を越え皆が力を
合わせ、人の世界を良く
していく事こそ、私を含
め、皆様の役目。。。
何なりと、申してくだされ」
さっすが、お不動様!
だから、俺、お不動様、好きなんだよ
で??、、結局はどうするんだ?
ひかりの今後は?。。。
底筒「では、まずは、霊能を開かせ
てみるかな。。」
あぁ〜、、、やっぱり、短命とは
いかねぇのか〜。。。
お不動様「シヴァよ、何と言う顔を
しておるんじゃ、
今生は、いつものように
短命とはいかんのじゃ、
覚悟を決めんか!
全く。。。」
俺はお不動様に叱咤激励されながら
でも、気持ちは、、、
気持ちは、、、心配なんだー!
ミナカヌシ様
(やれやれ、、シヴァ。。。
ひかりが、可愛くて仕方ないのはわかるけどね、、、今生は、ひかりの修行でもあり、シヴァ、君の修行でもあるんだよね。。。)
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