第4話ひかりと音楽と漫画
ひかりの人生にとても影響を与えてくれた物。
それが、音楽と漫画だ。
どちらも、皆一度は何かの作品に夢中になったりしたのではないかな。
俺達は、ひかりが興味を持ち、無我夢中になった、その漫画を使ったんだ。
俺の、、、俺達がひかりに伝えたい事を。
沢山の作品からチョイスして、
「愛について」 「絆」 「人間の心とは。」
様々に。。物事の捉え方や、
心の持ち用など。。。
その時、その時のひかりの成長に合わせて。。。
ひかりが初めて漫画に出逢ったのは
中学生の時。。。
その頃、クラスの女の子達の中で憧れていた漫画のキャラクターがいた。
勿論、ひかりは知らない。。
そんな時、友達の家に遊びに行った時に初めて手にする、
コミック雑誌。
大きくて、分厚くて。。。
ひかりは中をパラパラとめくってみる。
その横から、勿論、俺も、
上からは中筒や底筒。
皆、食い入るようにその漫画とやらをひかりと初めて目にする。。
シヴァ「どうやって読むんだ?
次の場面は。。。?」
漫画なんて、テレビでしか見たことがないからな、、、
読む順番から考える始末。。。
ひかりも読みづらいのか、
物語の内容が中々入ってこない。。
しかし、暫くすると、何となく
目が慣れ、物語も理解できるようになってくる。
勿論俺も理解出来るようになる。
シヴァ「なるほど。。。こういう風に
読むのか。。。 」
中筒「シヴァ、わかったのか?
わたしには、よくわからぬ。
こちらにも、わかるように、
送ってほしい。」
シヴァ「わかった。。」
俺達は漫画本なんて、読んだこともないからな、中筒や、お不動様やその他の神々に、その作品の内容を送る。
底筒「なるほど。。いい作品みたいだ
ね。。。主となる女の子の気持
ちが、いいね。」
お不動様「この漫画とやらは、良き
参考書、教科書となる。」
神々は全員一致だった。
これを使おう。。。。
音楽はひかりにとって、癒やしであった。。。
気持ちが寂しい時、元気な時。
情緒、感受性も豊かなひかりには
音楽は、身近な友達だった。。。
学校で、友達同士漫画の交換が普通にされていた。
それどころか、授業中に机の下で
漫画を読むクラスメイト達。。。
先生は、その生徒の頭をポカっと
叩き、注意したり、でも、その先生すら、生徒と漫画の話をしたり。。。
漫画とは、、、
それだけ、人間、人に影響を及ぼすのか。。。
俺達は、漫画と言う物に注目した。。
ある時、目にした本を見て、大興奮していた神がいた。
「シヴァ!見てくれよ!!、、、
お、俺が書かれている!」
この大興奮していたのが、
須佐之男命だ。
昔は学校の教科書にも書かれていたそうで。日本神話の神々が。。。
それが、すっかり、人々から忘れ去られ、、そりゃあ、神社とかに行けば
名前が書いてあったりするが、
それでも、中々じっくりとは、皆見ないだろう。
それが、「日本神話」として、
本屋に並んでいるではないか。
須佐之男命は大変な喜びようだった。
須佐之男命「もっと、皆に神々の事、
知ってほしいよな。。」
シヴァ「大丈夫だ。。本とかでは
なく、別の形でも名は知ら
れるさ。」
俺は励ました。。
中筒「世の中が平和になりつつあるか
らな。何か別の形で知れ渡る
かもしれぬな。」
底筒「気長にね。。待てばいい。」
神々が注目したその漫画。。。
それから後に、この国、日本から世界へと広まっていくのだ。
凄いぞ!
漫画よ!、、、
そして、日本人!。。。
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