SOS削除依頼
誰かに助けを求めて 声が枯れそうになるほど叫び続けた
「たすけて ひとりにしないで」
孤独なことがさみしくて たくさん人がいるところへ行った
「なかよくしましょう」
語り合った 騒ぎ合った 共に頑張って 共に堕落した 時には夢を語り 時には趣味を語った
それでも叫びだした 必死に叫んだ
「たすけて さみしいんだ」
「大丈夫」「一人じゃないよ」「私たちがついてるよ」
わかるものか 夢も趣味も違うのに
ふと僕はそれが不可能なことに気がついた 僕と同じ 僕と同じ 僕と同じ そんな人 どこにもいない この世のどこにもいないのだ
そして一人 部屋の隅で座っている
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