雨ときどき病む
十巴
雨ときどき病む
心で雨が ぽとぽと落ちる
誰もいなけりゃ 拭う間もなし
ガラスが一番壊せそうだ 睨む鏡に台風きたる
なぁ ぼくが子どもだったら 泣くのを許してくれるのかい
先は暗くて 足元には人だかり
いやはや 中途半端に強くなってしまった
どうも夜は 外が見えず
雨が降ってるような感じ
夜だけ降ってる 雨のような
夜から降り出す 雨のような
ぼくは一人でお泊まり会
この先全部 おまけの生活
取るにたらない すり減るすり減る
そしてぼくは銀行強盗をした
だから雨はときどき病む
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます