第57話 選ばれし者と愛されし者
『開始ッ!!!!!!』
『我が名は神に選ばれし勇者、神室。』
『は?』
は?今から殺し合いするのに何言っちゃってんの?
『この力を持って悪を討ち滅ぼさん!』
俺は神室の異常行動に呆気を取られた。
『
おいおい、それはマズイだろ!
でもそんな事言ってる場合じゃないぞ!?
あのファンタジー定番のエクスカリバーだぜ??
行けそうか紅葉?!
──愚問だなッ!!───
そうこなくちゃ!!
『一撃で仕留める!!!!』
『そのまま返してやるよ!斬ッ!!!!!』
バァアアアアアアアン!!!!!!!!!!!
俺と神室の攻撃がぶつかり合うと耳を貫く衝撃音と強烈な衝撃波が生み出される
『軽いな!!』
『何っ?!』
俺は身体強化を二重に掛けて力いっぱいに弾き飛ばす。
軽いとは言ったもののアレはハッタリだ。
内心めっちゃ焦ってるのが本心。
強すぎねぇか?!
──なぁお前何故全力で戦わない?
言っとくが地力はアッチが上だぞ??
アンタは多彩な力で強化してるがアッチは正真正銘の勇者で神に選ばれた人間だぜ??
いくらアンタが神に愛されていようが舐めてちゃ死ぬのはお前だ?自分の力に酔うのはやめろよ?────
は?俺が力に酔ってる??
俺が??
何で?
──自覚無しかよ、俺は従える人間を間違えたみたいだな。俺も永く生きすぎて見る目が曇ったみたいだな。なぁ俺に身体を委ねた方が戦えるぞ?ホラ来るぞ?──
『エアスラッシュ!!!』
俺に見えない斬撃が襲うが感覚で避ける
『まだだ!ブースト!!』
さっきより早いスピードで距離を詰めてきた
身体強化の上位互換のスキルなんだろう。
これもギリギリで防ぐ。
そこから反撃するが神室もブーストの力か余裕を持って避ける。
そこからは防戦一方だった。
『結局お前は下級職の雑魚なんだよ!
なんでゼクスさんがあそこまで言うのか分からねぇ!!俺は認めねえ!』
その言葉に俺の中で何か吹っ切れた
何が認めねえだ?ふざけるな
『クソがああああああああ!!!!2人ともうっせえぇなああああああ!!』
『ふ、2人だと??』
神室は念話の可能性を疑いユキの方を見る。
だがユキは神室の事を気にせず後ろの騎士達を警戒している。
『あぁ、もうめんどくせぇ!!神室!
お前今レベル幾つだよ!』
俺は苛立ちで髪をくしゃくしゃに掻き質問する
『70だけどなんだよお前??』
はっ、高ぇな
『やっぱ強えな、俺は59だよ。』
『だからどうした?』
『俺はお前を舐めてたよ。だから全力で行く』
おいクレハ!!おめぇもだ!
俺はアイツを舐めてたし、お前が言ってる様に力に酔ってると思う。
だから俺はアイツを殺る。でもお前の力は使わねぇって言いたい所だが全力を出すのはお前が必要なんだよ、力を貸せ。
──ちっとはマシな面になったな──
勘違いすんなよ?俺はただ単にお前に言われた事が図星で腹たってる訳じゃねぇんだよ。
逆に気づかせてくれてありがてえくらいだよ。
ただ俺はお前が言った様に神に愛されてるみたいだ。
─あ?───
なんだろうな、戦ってたら魔力操作の感覚が掴めちまったぜ。
──あの神も随分ご執心のようだなお前に対して───
貰えるモンは貰っておかねぇと!
さてこっからは俺のターンだ。
俺が1番やりたかった事
相手がエクスカリバーを使ってくる?
そんなの関係ないね。圧倒的暴力に対して勝てるのは圧倒的暴力しかない。
『さぁ、殺し合いの始まりだ!』
─ユリィ・スイside───
私達はケイさんに爆発に隠れそのままダッシュでそこから離れて近くに村があるならソコに行けと言われた。
しかし都合よく村などある訳もなくただ走るだけ。
するとスイさんが走るのを止めこちらを振り向く。
『ユリちゃん体力は大丈夫?』
私を心配してくれているようです
『いえ、すみません少しキツいです』
『ウソはダメだよユリちゃん...脚が震えてる
結構離れたと思うから少し休もうか。
ほら、ソコに休めそうな如何にも怪しい洞窟があるよ。』
スイさんは洞窟を指さし行こうかと言います
『わ、分かりました!!』
そして私達2人は洞窟に入ります。
─フォーン──
そのような音がなったと思ったら突如さっき入ってきた入口が消えてしまいました。
『え?!スイさん!!』
『大丈夫、分かってた事だから。
ここから強力な神獣のような気配がするんだ
多分、始まりの龍だよ。だからココは言わば
奈落と言ったとこかな?』
私は平然と状況を分析できるスイさんに少し驚いてしまったのは秘密です。
<あとがき>
冬休みが終わってしまった.......
はいどーもナツです!
重大発表があります!!!
〖重大発表〗
新作考えてま〜す!
はい、しょうもなかったですね。
まぁそーゆー事なんでよろしくお願い致します
まだ未定なので決まった訳ではないんですが、こちらが一区切りしたらソッチを頑張ろうかなと思ってます。だからと言ってコッチを更新しないとは言ってません!
ただ、ただでさえ遅い更新速度がこれ以上遅くなるというだけです!(だけ!じゃねぇよ!!)
まぁこれからも頑張りますので応援よろしくです!
追伸、俺は課題を諦めてゲームと絵を描いてましたまる
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