第56話 速戦即決

すみません、ミスがあったので下書きに戻し訂正しました。

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よく考えたら俺って刀握った事すらないんだよなぁ...

まぁ実戦でコツ掴んで行こうかな実践だけに!



──なんだよソレ、つまらねー事言ってないで早く準備しろよマスターさんよ───



うっせぇっ!


相手もオレ目掛けて進行してきている。

んじゃ速戦即決ってことで1発かますか!


『全員に告げるッ!!』


ん?あれは騎士団長のゼクスさんか?!

しかもフル装備だぞ?!なんだよこの前手加減してたなあの人!


『もう一度言おう!

相手の職業は召喚士と料理人だ!だが職業だけで判断するな!私が1度敗北した相手なのだ!気を緩めるな!相手は反逆者だ!手加減など無用だ!さもなくば死ぬぞ!!もう一度繰り返す。手加減などするな!死ぬ気でかかれ!

そして全員とは言わぬ。もしかしたら今隣にいる相手、又は自分が命を落とすかもしれない

その事を胸に刻み、死なないように努力しろ!足掻け!そして生き残るのだ!危険と思ったら逃げていい!自分の命が最優先だ!覚悟はできたな?行くぞおおおおおおおおおおおお!!』


以外だな俺も結構な評価を貰っているようだ。

嬉しいけど少し複雑だ。何故それを王国側に俺がいる時にやらなかったのか...まぁその時はクレハとも、色々な能力が無かったからか。


能力に頼りすぎ?それでも結構!

最後に立ってればソイツが勝者だ。

変な正義感とかは持たずに足掻くのはこっちもなんだよ!喧嘩上等!!

殺し合い?殺られる前に殺る!


『かかってこいやア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!』


『突撃ぃぃぃぃぃぃイイ!!!!!』


俺の叫び声が開始の合図のように騎士達が突撃してくる。



『こっちは寝起きなんだよ...うるせええええええええええええ!!』


『先に騒いだのは主様ですけどね...』


ちょっと指摘しないでよユキさん...


──言われてんなあマスター──


『来ますっ!』


『行くぞ紅葉!』


─おうッ!!!────


『─縮地─からのそのまま刺突!』


俺は前に進む勢いを使い思いっ切り突き刺す


『なっ...!!』


味方が突如切られた事によって驚きを隠せない騎士達。しかしそれも束の間ゼクスさんが檄を飛ばす。


最初のうちは俺が一方的に倒していたものの

慣れてきたのだろうか。倒されにくくなっている。その原因は魔法使いの存在だろう。

戦闘経験はあちらの方が上という事が徐々に見え始めてきたのかもしれない。


『な、なぁ!クレハッ!お、俺の記憶覗いて良いからさっ!俺のやりたい技を魔力操作覚えたら出来ると思うかッ!』


俺は飛んできた魔法を紅葉で対処しながら問いかける。


──ちょっと待ってろ──


──行けるぞ!あと言っとくがお前全属性使えない見たいだぜ?───


は?どーゆう事だよ?!


──マスターは無・闇が今使える属性だろ?

それでだ、闇属性を俺の力で増幅してる時点で光は闇に呑まれて使えねぇ、残りの属性は多分性にあわないからマトモに使うなら風・水・土しか使えねぇみたいだぞ?まあそれでも無属性抜いて四属性も使えるのは十分チートだよ──


そんだけ使えるんじゃねぇかよ!


『ユキ!敵の数はどんぐらいだ?!』


『ざっと数えて150です!!』


そんなにいるのかよ!


つか全員Lvが高すぎる!!


『主様!後ろ!!』


『は?何だy...!!』


俺は後ろを振り向くと魔法が俺の左肩に直撃した。


よく見ると豆粒大の大きさの穴が空いている


『グッ....ってぇなぁ!!』


俺は錬成でナイフを作りお返しと言わんばかりに投擲のスキルを使い飛んできた方向に時速150kmくらいのスピードで飛ばす。


しかし、そのナイフは直撃する事無くある人物の剣に弾かれ地に落ちる。


その人物は俺のクラスメイトであり勇者である神室 蓮だった。


『誘拐と人殺し、そして花音という同級生を殺そうとするヤツなんか元クラスメイトだと思うと吐き気がするよ!この悪しき死神が...』


俺の肩に魔法を直撃させたのは元クラスメイトの桜庭 花音だったらしい。


先にやったのはそっちだろうが!


『なんだよ神室か?お前少し雰囲気変わったんじゃねぇの?前よりナルシ気質高めたか?』


『それは特大ブーメランだ死神、お前なんて人格変わったくらいに口が悪くなってる気がするけど??』


『こっちが素なんだよイケメンくん!』


なんか俺の嫌いなタイプの人間になってるな


『そうか...』


神室は顎に手を当てて考える素振りを見せる


『そういえば死神、ゼクスさんと一騎討ちしたらしいな?それなら俺ともやらないか?』


『は?』


オイオイなんか言い出したぞ...


『俺は多数で少数をボコして勝ったとしても嬉しくないんだよ。それにお前なんか俺1人で十分だ!』


何この人?正義感つよつよなの??

つか肩痛いんだよ...穴空いてんだぞ?


『分かったよ神室!ユキ!肩凍らせて止血頼む!』


『えっ?わ、分かりました!!』


俺はユキの所に行き止血して貰う

感覚がないな...低温火傷みたいな感じかな?


『お前は王女様だけではなくそのような獣人の女の子まで従えてるのか?とても強い魔力のようだけど、お前には勿体ないというか釣り合わないよwww君、俺の所へ来ないかい?そんな頼りない奴なんかより俺の方が良いよ!』


は?なんだよコイツ?

ユキの事ナンパしてんのか?


『えぇそうですね、主様は頼りないです...』


『え?』


『ホラ!言われてんぞwww

味方にそんな事言われてちゃおしまいだなw

君!早くこっちへおいで!』


そういい、神室は手招きする。


『しかし、頼りなくても主様はとても誠実で努力家で、優しい方です!貴方の様な方は何ていうか分かりますか?馬鹿って言うんです!

主様を裏切って貴方について行くくらいなら自害します!』


『ユキっ!!!』


俺は嬉しさのあまりユキに抱きついてしまった


『ふぇ?!∕∕∕』


『ありがとうなユキ!めっちゃ元気出たわ!』


『わ、分かったので!離れて下さい!恥ずかしいですよ!あ、主様!!!』


『ごめんごめん!』


俺はユキが後ろで呟いた言葉を聞き逃さなかった。


(後でなら甘えてもいいですよ主様∕∕∕)


マヂデスカ...


『っし、速攻で潰してやるから早くやるぞ神室ッ!!!』


『誰が誰を潰すって?w笑わせんなよ死神が!ゼクスさん、立会人お願いします!』


『わ、分かった!気をつけろよ神室殿...君は相手を侮り過ぎだ。彼は強いぞ!』


『?はい!!』


『それでは両者、構え!!』


『直ぐに終わらせてやるよ!勇者様!』


『そのままお返ししてやるよ死神!!』


『開始ッ!!!!!』




<あとがき>

原神たのちい...

魈くんたのちい( 。∀ ゚)













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