特別編 クリスマスの思い出
クリスマス、それはイエスの生誕を祝う日。
正確に言うと誕生日ではないらしいが生誕祭らしい。
俺こと、ケイはクリスマスが嫌いであり感謝している。
その理由を遡ること10年前
まだ小学1年生の出来事である。
それは雪がシンシンと降り、イルミネーションが映える綺麗な夜の事であった。
『ケイ、はっきり言うわ。
サンタクロースなんて存在しないのよ。
だからウチにはクリスマスプレゼントなんて存在しないは。そもそも家はキリスト教でもないんだからそんな事期待しないで。』
そう言うのは俺の母、巳奈だ。
『ミナ、あんまりそんな事言ってあげるなよまだ子供なんだから』
そう言って母を嗜めるのは父の龍司だ。
なんとも厳しい母親である。父親も父親だがまだマシな方だ。まだだけど...
まぁ小学1年生の俺はそんな事思いもせず、ただ単に腹がたち家を飛び出した。
『このくそばばあがああ!!!』
これが俺に取っての小さな反抗だったのだ。
しかし、二人の親は追ってくる事なく俺をそのままにした。
『さっむ......!』
俺は1人歩きながら寒さに凍えていた。
すると前から綺麗なお姉さんが声を掛けてきた
『ねぇぼく?どうしてこんな時間に1人で歩いてるの?危ないよ?』
『ママとケンカして、いえで?した!』
それを聞いたお姉さんは少し驚いたようだがすぐに俺に声をかける。
『ぼくはさ、クリスマスがどんな日か知ってる?』
『サンタさんが子供にプレゼントを渡す日でしょ!!』
俺は迷わずはっきりと言った。
『ふふっ、そうねでもねちょっと違うかな〜』
『え?』
『実はクリスマスはね、偉い人の誕生日なのよ』
『え?!そうなの!!』
『ええそうよ、だから私もね君と同じくらいの頃はサンタさんがプレゼントをくれるんじゃないかと眠らず寝てるフリをした事もあるの
でも部屋が開いたと思ったら自分の親がプレゼントを持ってきた時はとてもショックだったわ』
そう言いクスッと笑うお姉さんは俺の目にとても綺麗に映った。
『でも僕はクリスマスプレゼントをもらった事ないよ!お姉さんはあるんでしょ?羨ましいなぁ〜』
『それじゃあ、お姉さんがぼくにクリスマスプレゼントをあげるよ!!』
『ほ、ホント?!!』
『ええ、ホントよ!』
俺はそれを聞いた瞬間ガッツポーズをして飛び跳ねた事を覚えている。
『ぼくは何が欲しい?』
『えーとね!バケモン図鑑が欲しい!!』
『バケモン図鑑かぁ〜!懐かしいなぁ!
お姉さんもバケモン好きだったんだ〜』
そう言い2人で本屋に向かい、目当てのバケモン図鑑をお姉さんが買ってくれて俺にプレゼントしてくれた。
『はい、ぼくメリークリスマス!
バケモン図鑑だよ!』
『わーいありがとうお姉さん!』
『それじゃあお家に帰ろうか!』
小学生だ、プレゼントを貰ってはしゃいでいたら何で家出をしたのかということを忘れてしまう。
『ねぇぼく?ぼくが大きくなって大切な人が出来たらしっかりプレゼントを渡さないとダメだよ!クリスマスは大事な人と過ごすととても楽しいものだから!ぼくのお父さんとお母さんも心の中では心配してるはずよ。仲が悪くても家族ですもの。』
『うん!分かった!』
家が近づくと俺はこう言ったのだ!
『お姉さん!今日はありがとう!
めりーくりすます!!お姉さんも幸せにね!』
『ええ、ありがとう。お母さん達には私の事ナイショね?プレゼントの事はサンタさんがくれたって言ってね!じゃあね!』
そう言い不思議なお姉さんとの別れを告げたのだった。
『メリークリスマスぼく。良い子になさい!
やっぱりショタは良いわね!素直でふふっ...
さ、今から仕事を頑張りますか!良い子の所へプレゼントを届けるのよ!おいでトナカイ!』
そう1人で呟き冬の空へとお姉さんは誰にも見られず消えていったのだった。
<あとがき>
間に合ったあああああwww
さーて世間ではクリスマスですね。
世の中にはクリスマスが好きな人、嫌いな人と居るみたいですが俺は好きです!
クリスマスはネットで神絵が流れてくるんですよね!まぁ冗談なんですけど、なんとここでナツくんの重大発表があります!!
じゃかじゃかじゃかっ.....じゃん!!
な、なななんと!!彼女が出来ましたあああああああああああ!!
いやぁ、嬉しい限りです。こんな性癖丸出しのきっしょいオタクと付き合ってくれる優しい人も世界にはいるもんです。そんな人が溢れれば少子化問題も解決出来るのに....
冬休みに入り投稿ペースもそろそろあげて行こうと思いますのでこんな未熟者ですがどうか応援よろしくお願いします!彼女持ちだからって言って離れないでね?みんな!!ね?ね?!!
それじゃあ失礼します!良いお年をー!!!
お年玉でいっぱいラノベと漫画と課金すっぞおおおおおおおお!!!!!
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