第48話 得手不得手
ひたすら集中して頑張った結果1時間で得た成果は体内の魔力を感じて少し動かす事だけだった。
まず魔力を感じるってのが分からなかった。
魔法を使う時に体の中から何かが抜けてるなぁていう感覚はあるんだよ。それに何回も魔力不足でぶっ倒れたし。
ただそれを自分で操るとなると中々難しい
1箇所に集めろとスイは言ったが魔力は血液と一緒に循環するらしいから直ぐに体中に魔力が分散してしまう。
それをどうにかして維持しなければならないのは中々難しい事だった。
『俺ってなんでも人並みに出来ると思ってたけど苦手な事は全くできないんだなぁ』
『あ、言い忘れてたけどユリちゃんはマスターしたからね?2時間で?
それとご飯は覚えるまで食べちゃダメだから。
でも僕達の分は作ってね?』
ユリィは2時間でマスターしたのかぁ!
すごいな。俺も少しはスイの期待に応えてあげたいがまだ難しそうだ。
一旦、特訓を中止してご飯だったり色々と準備をするか。
今日の晩御飯はシチューにしよう。
この世界にもシチューはあるにはあるのだが、王宮で食べたシチューは余り美味しくなかった印象がある。
なんといっても調味料が少ない世界。
味付けが単調で、こうなんかクるものがないのだ。
とりあえず昼飯用で作った料理用の土台に食材を一通り召喚する。
鶏肉、人参、ジャガイモ、牛乳、玉ねぎ、そしてシチューの粉。
俺は日本にいた時から米にシチューだからオンザライスである。
CMでオンザライスだの言われていたが俺は昔からそうだったから違和感しかなかったのだ。
まぁパンでも美味しいとは思うけどね
まず切った具材を炒めて、鍋に水を入れて長時間煮込む。
圧力鍋があれは1時間くらいで出来るんだがな。
よし、あとは時間を待つだけだな。
次は寝床の確保だよな
寝袋でもいいが慣れないとキツいだろうな。
テントでも作ろうかな?
いや待て、俺はある事を思いだす。
<錬成>このスキルは俺が重宝するスキルの1つ、これのおかげでクレハとも出会うことができた。
俺はこのスキルを武器などを主として作成していたため忘れていた。
魔力を物質に変えあらゆる物を創造することができる。
そうだ持ち運びのできる仮設住宅をつくろう!
<あとがき>
テストが始まったぁー!嫌だあー!
電卓検定3級合格したあー!やったあー!
原神楽しいなぁー!エウルア可愛いー!
よう実読んだけどめっちゃ面白いー!
更新が遅れてるー!頑張るぞおー!
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