第33話 登録の為の偽名

『んじゃ今日はユリィの冒険者登録に行くか!一応30分後には出たいから各自準備をするように〜!あと、もうここでるからなー?忘れ物すんなよー』


なんか遠足から帰る時の先生みたいだな



『なぁーユリィ、話があるんだけどちょっといい?』


『話ですか?ケイさん?』


『うん、登録する時に名前を偽名にした方が良いと思ってさ』


そう、名前だ。ここで本名を名乗るものなら俺は牢屋へ、ユリィは王城へ引き離されてしまう

それは絶対に避けるべき事だ。


そこで "偽名" である。


『そうですね、それなら私はケイさんに決めて貰いたいですね!』


え、俺?大事な名前を俺?

大丈夫かなぁー?ネーミングセンス皆無だからな。


いつも通りでいくなら髪の色からもってくるのか?ユリィは栗色のロングヘアでお淑やかな感じだよな?思いつかねぇー


『ユリィはさどんなのがいい?リクエストとかあるなら近付けるけど?』


『特に無いですよ、私はケイさんが付けてくれる事に意味があると思うので!』


よくそんな恥ずかしいことを平然と言えてしまうのか?俺だったら羞恥心で死ねる


栗色、ロングヘアかぁー、ん?たしか栗色でロングヘアの女の子が俺の知ってるアニメになかったか?名前もユリィにそっくりだったはず?

そのアニメは確か入れ替わったり、心が読めたり、色々な能力を得られる学園ファンタジーラブコメ的なやつだったはず!


『それじゃあユイにしようかな?』


そういうとユリィは可愛いくクスッと笑ってみせた。


『ユイですか!いいですねそれ、ありがとうございます!』


あ、やっぱり気付いちゃう?絶対気付いたでしょ!クスッて可愛いかよ!



『それじゃあ偽名も決まったから準備しよっか!よろしくユイ!』


『よろしくお願いしますね、ケイさん!』



──20分後───


『女将さん、今までありがとうございました

あ、それとお世話になったんで色々な調味料渡しますね!多分1月分ぐらいは持つと思うんでしっかり味わってくださいね!』


『あぁ、ありがとね!あとアンタに敬語は似合わないよ!それと冒険者らしく胸張って前を見な!しっかり3人の責任もとるんだよ!』


『うっせぇよ!まぁ胸張るくらいはするよ、今までありがとな!』


そこから俺達は宿を出てギルドへ向かう途中


『ケイさん、私緊張してきました...』


『落ち着いて深呼吸しよ!吸ってぇ吐いてぇ』


この会話に既視感を覚える


『少し落ち着きました。ケイさんこの会話も2度目ですね!』


ユリィも同じ考えだったようだ。


『たしか俺がユリィをスマホで写真撮った時だっけ?』


『ですね、あの時はビックリしましたよ!』


『だってユリィが可愛いかったから』


『へ?...///』


ユリィは顔を赤くしている


『あるじぃ〜??』『あるじ様ぁ〜??』


ユキとスイが不満だと言わんばかりに俺に詰めよってくる。


『もちろん2人とも可愛いよ!!』


『あ、ありがと』

『あ、ありがとうございます』


あれこれしているうちにギルドに着いたようだ


『ほら、着いたよ!ユリィ大丈夫か?入るぞ』


そういい俺は入口の扉を力いっぱいで開ける


『あ、兄貴が帰って来たぞぉー!!』


『『『お疲れ様っす!兄貴!!!』』』


『は??』



<あとがき>

お久しぶりです!

もう秋ですねー!楽しい夏休みも終わり生活リズムを戻すのに1週間掛けた凪津です。

テストも終わり、色々とオワリました!

いやぁー課題考査って課題からでるからやってないと全く分からないですねーwww

でも国総だけクラス1位で高得点でしたwww

夏休み明けからクラスのリア充が増えてきて心の中で爆裂魔法の詠唱をしてるくらいです。

まぁ雑談は置いておいて、応援、♡や⭐⭐⭐

作品のフォローよろしくお願いします。

投稿スペースがまばらなのは申し訳ないです

これからも頑張るのでよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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