第26話 諸刃の剣
これまた都合の良いタイミングでスキルを手に入れた
ステータス
・錬成<魔力を物質に変換しあらゆる物を創造する能力>
・磐鹿六鴈命《料理神》の加護
<料理神の恩恵が神化したスキル>
・ナミストネバ《召喚神》の加護
<召喚神の恩恵が神化したスキル>
・ヘーパイストス《創造神》の加護
<創造神の恩恵が神化したスキル>
スキル詳細は色々と小難しい事が書いてあった
『錬成!!!』
そう叫び、俺はイメージする。
イメージは絶対に壊れない、そして変形。代償を払う事で変形出来る武器を作る。幾つかの型があり、まずはバスター型。分かりやすく言うなら剣。次はライフル型。名前の通り銃などの遠距離攻撃。最後はデスサイズ型。死神の鎌だ。相手の命を刈取る事が出来る。
そして代償は魔力と気力。
魔力は変形用、そして気力は武器の真価を発揮する為である。まぁ気力を使うと感情がすり減る感じだ。そして気力は回復しない...だが1つだけ回復方法がある。それは死神の鎌で相手の命を刈取り、その生命力を己に与える事だ。
強き力は身を滅ぼすか。これは諸刃の剣と言えるだろう。
俺の目の前にいる相手はこの国最強の男だ。
使わないと俺は死ぬ。例えここで殺させなくても処刑されるだろう。
『神速!!絶剣!!さらばだ!死ね』
目にも止まらぬ速さで大剣を振りかざす。
名前からして絶剣は全てを斬る剣なんだろう。
お願いだ!間に合ってくれ!
『来いッ!!!!』
ガキィィん!!!
野太い金属音がなり響く。
『何ッ?!!』
ゼクスは何故斬れなかったのか疑問なんだろう。
『来た来た来たァァァ!!』
俺の手には黒い片手剣が収まっていた。
すると剣が俺の脳に直接声を響かせる。
君が俺を生み出したマスターか?
あぁそうだ、話は後だ手を貸してくれ。
しょうがない、初回限定という奴だ!
俺を楽しませてくれ。
『貴様は本当に不思議だ、それ故に警戒せねばならぬ。絶剣百連!!』
『バスター!双剣にチェンジ!弱特発動!』
片手剣を双剣に変化させ手数を増やし減った火力を弱特で補う。
これだけで魔力の3分の1を持ってかれた。
気力はまだやらねぇよ!
俺もまだいらないかな。
嬉しい限りだ。さぁ倒すぞ!
オーケー!
『ここから逆転じゃぁ!!狂焔乱舞!』
そこからは圧倒的暴力によってこちらが優勢になる。そして遂に終わりを迎える。
『ゼクスさん、俺の勝ちだ!殺しはしないからココは退いてくれ』
『その様だな、俺も無駄に命を散らせたい訳では無い。ここは退いておこう』
そして俺は勝利を収め、そこでユリィの元に行く。
『ごめんごめん、時間が掛かった』
『ケイさん!!』
すごい覇気のこもった声で名前を呼ばれる
『は、はい。』
『もっと自分を大事にして下さい!』
『ごめんユリィ!それと手をだして』
ユリィはそっと手を差し出す。
俺はその手を取って、ユリィの手を引き身体を抱き寄せこう言うのだ。
『ユリィ!ちょっと俺らと旅しようぜ!』
『. . . .はい!!』
<あとがき>
どもども凪津です。
今回は大事な回のはずなのに少しセリフ多めになって申し訳ございません。ここは自分の力無さを痛感致しました。精進していこうと思います。神名の加護の神名は料理と創造神は現実で崇められている神様です!料理神は千葉県にあるいわかむつむりのみこと(磐鹿六鴈命)ていう神様らしいです。ヘーパイストスはギリシャ神話ですね、結構有名なので分かる人は多いと思われます。ナミストネバは創作ですね。語呂が良かったんですよ!www
次回はアリシア達の話にする予定なのでラブコメ回はお預けです!
応援、♡と⭐⭐⭐、作品のフォローよろしくお願いします。それでは失礼します!
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