第18話 初クエスト!
俺はクエストを受けるため冒険者ギルドへ向かっている。
『主、今日は何のクエストを受けるのだ?』
『うーん、俺自体がレベルが低いから初心者向けの魔物でも狩ろうかなと思うんだけど』
そこでユキは考えこむ仕草を見せる
『主が倒せる魔物だとウルフ系じゃないかな?
ウルフ系なら僕が呼びつけることも出来るし。
ゴブリンも行けると思うけどゴブリンは汚いから僕は少し嫌だな』
『それには私も同感だ、アイツらは醜悪な存在で何もメリットを生み出さないからな』
あぁ、あれか地球でいう蚊みたいなやつか
存在してると余りメリットを生み出さずに
害悪を振りまくと言ったら。
『なぁ2人とも、外で俺の事主って言うのやめない?何か傍から見たら美少女2人にご主人呼び強要してるみたいだからさ』
さっきからちょくちょく危ない奴を見る目で通っていく人達がいるのだ。
『えー、主は主だから無理だよー!』
スイがごもっともな事を言う
『お願い!せめて名前呼びにして!』
そこからは壮絶な戦いは繰り広げられなかったが、結構粘ってユキがケイさん、スイがケイくんと呼ぶようになった。
色々話していたらギルドに着いたので俺は冒険者ギルドに入る。
そこにはアヤネさんの姿もあった。
『アヤネさーん!クエスト受けに来ました!』
俺のことに気付くと手を振ってくれる
『ケイくんおはよう!2日ぶりだね!
この前はとても楽しかったね♡』
何か語尾に♡が付いた気がするが気の所為だろう。
『そうですね、本当にいい思いになりました
もう、興奮してましたからね!』
『ケイくんはクエスト受けに来たって言ってたよね!何か決まってるの?』
『ケイさん、ちょっと私達を無視しないでくれ!』
ユキが服の袖をつまんでくる。
『ケイくん、その可愛い2人は誰かな?』
あ、アヤネさんの雰囲気が変わった。
アヤネさんの後ろに鳳凰が見える。
『えーとですね、この2人は俺の召喚獣の虎と狼ですよ!かくかくしかじかで人型になったんですよ...』
そうアヤネさんに耳打ちする
それを聞いたアヤネさんはまぁいいでしょうと言って話を戻した。
『それでケイくんは何のクエストを受けたいの?』
『えーと、初心者向けでそれでいてLv上げが楽で汚くないやつですね』
『それならホーンラビットなんてどうかな?
足が早くて倒しにくいけど多分ケイくんならどうにかなるよね。今あるクエストだとホーンラビット5体の討伐だね!どうする?』
『ユキとスイどうする?俺としてはLvが上がればいいけど』
『いいよー!』
『私も賛成ですね!』
よし、2人の意見も聞いた!受けよう!
『それじゃ受けようと思います!生息地はどこですか?』
『えーと、北門を出て少し行った所の草原かな?見た目は角の生えた兎だからわかると思うよ!それじゃケイくん!初クエスト頑張ってね!!』
そして、初クエストを綺麗にスタートするはずがチンピラに絡まれ、好調とは言えないスタートになる。
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