第16話 レッツ料理!

俺は目を覚ますとそこにはいつもの毛玉達は

いなかった。少し寂しいな、こう癒される感じがしないのは。


『とりあえず、飯を食うか。そういや料理人の新規スキル試して見たいんだよなー!』


そういい俺は部屋を出て下の厨房へ向う。


『主!!起きたんだ!おはよう』


『お、アンタか!この子達ホントに賢いね

自分達で降りてきてご飯を頼みに来たよ』


『すみません女将さん、コイツら面倒見てもらって。あのぉ俺も飯食べたいんですけど厨房貸してもらっていいですか?一応料理人なんで』


すると女将は少し驚くが、ふーんと何かに気付いた様な感じで良いよと承諾してくれた。


そして俺は厨房に入りメニューを考える


『さてと、何作ろうかなー!

食材は任意に召喚出来るから良いとして

作り方が分からない料理はどうしようかな?』


「主よ、それは心配しなくていいよ。

恩恵シリーズを料理人でゲットしたんでしょ

その効果はどんな料理でも工程が分かる!

みたいな能力だから。あと味の補正だったはずだ!!」


ちょっと何そのチート能力!奥様方が喜びそうだなと俺は思う。


『とりあえず朝だから軽めの料理が良いな

無難なのは目玉焼きか焼き魚かな?』


『アンタの故郷料理は美味しそうだね!』


女将が遠回しに私にも食べさせてね!と催促する。


『よし、目玉焼きを作るか!』


レッツ料理タイムー!!


まず自家製のフライパンに油を少しひいて

食材召喚で卵を4つ!

そこで新規スキルの出番!!

でっででーん!効率強化ぁ〜!!

これで片手で2個卵が割れるようになるという

魅せプ!!

卵を割ったらフライパンを中火で3分

もちろん半熟である!半熟以外認めん!

俺はソースでも醤油でもマヨネーズでも胡椒でもそういった戦争には興味はない!

だが半熟以外は断じて認めん!

そして3分経ち目玉焼きが完成する!

米が欲しいなー!食材召喚で出来るかな?


「お米は召喚対象ではありません

Lvを上げると対象になります。」


脳に淡白な声が響く


知ってたもん!ただお米あったら良いと思っただけだもん!


まぁこの国はパンが主食らしいからな。


『ささ、冷めない内に早く食べるか!』


するとスイが僕にも食べさせて!と言ってくる


「主、私も食べていいだろうか?」


『もちろん!!大勢で食べた方がご飯も美味しいからな!』


そして女将も合わせ4人で朝食をとる。


「「「ご馳走様でした」」」


『お粗末さまでした』


『アンタの料理美味しいね!ただ卵を焼いただけなのにここまで美味しくなるのはこの調味料のおかげかい?』


女将は満足そうに笑顔で言ってくる


『まぁな、欲しいならいります?』


『いいのかい?是非とも頂くよ!』


女将はほくほく顔で仕事に戻って行く。


すると今度はユキとスイが話かけてくる


『あるじ、主!何か主の料理を食べたらパワーが湧いてくる感じがするよ!僕初めてこんなに美味しいもの食べたよ!』


『主、私も力が湧いてくる感じがするな!

ホントに美味しかった、ありがとう』


『おう!いつでも作ってやるからな!

で、何でお前ら光ってんの?!』


2匹は力が湧いてくるとか言っていたが目に見える程に変化がある。


『「これは、進化の表れだよ!やったね」』


マジかよ!すごいな!どんな姿になるんだろう!夢ではめっちゃ大きかったから大きくなるんだろうな!


どんどん光が大きくなり眩しく目を閉じる。

光が収まり、目の前には2匹のいや、2の全裸の女の子が立っていた。




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