第13話 ハプニング

俺は今、宿屋の中でチンピラに絡まれている。


事の経緯を説明すると、俺とアヤネさんが楽しそうにギルドを出て行き、アヤネさんのあんな笑顔は見たことがなかったチンピラ3名は俺達を尾行し、カジノまで来たそうだ。それで入ったはいいもの俺と逆でボロ負けし、カジノを出た俺とアヤネさんが今日あったばかりの関係には見えず、今絡まれているらしい。


要するに嫉妬に駆られ俺に当たっているようだ

モテる男は辛いZE!すみません許して下さい


『で!お前はアヤネさんとどんな関係なんだよ!クソガキ!』


宿に入ったばかりなのに面倒な事になった。

女将さんは気にしてない様子で仕事をしているが、酒を飲んでいる宿屋の客は少し苛立っている様子だ。なので俺は外に出ないかと提案することにした。


『あのー、ここだと女将さんとお客さんに迷惑がかかるので外に出ませんか?皆さんすみません!酒の席が不味くなるような事になって、この金で美味しい酒でも飲んで下さい!』


俺は謝罪とその気持ちで女将さんに金貨3枚を渡し、これでお客さん達に美味い酒でも飲ませさせて下さい。とだけ伝え外に出る。


『あのーお兄さん達いきなり絡んで来ておいクソガキはないでしょ、それともあれですか?

自分は冒険者の先輩でアヤネさんを先に狙ってたんだからちょっかい出してんじゃねぇ!的な

やつですか?あと他人に迷惑掛かるとか思わないんですか?まぁだからあそこで絡んでくる時点で思わなかったんでしょうけど。』


チンピラ3名は年下のガキに図星を言い当てられ余計に感情的になる。


『調子乗ってんじゃねーよ!ごちゃごちゃうるせぇんだよ!』


そう言い俺に殴りかかってくるのがチンピラ達のリーダー的存在だ。


歳は俺より上で20歳くらいだろう。だがそこまで強いとは思えない。なぜなら一応下級職業でも対人訓練を受けていたからな。しかも王国騎士団の副団長から。そして俺は小学生の時に

柔道を少ししており人並みよりかは強いはず...


なので俺は殴って来た腕を避けそのまま腕を掴み一本背負いを決める。


一応、正当防衛だと思い手加減はしなかった。

戦うなら1発で仕留めれるなら仕留めれる方がいいはず。残った2人のチンピラはリーダーより冷静なようで「すまない」と言いその場を去った。


俺は宿に戻ると歓声が帰ってきた。

どうやら窓から少し見ていたそうだ。

すると女将さんが


『あんた面白いねぇー!客達も美味い酒とケンカが見れて大盛り上がりだよ!あんたどっかの金持ちかい?迷惑掛けただけで金貨3枚も渡すなんて考えられないよ!ホントに冒険者かい』


『いえいえ、迷惑を掛けたなら誠意を見せないと、あと面倒な事起こしてこの宿出禁になったら嫌なんで!幸い今日はカジノでぼろ儲けしたので金には余裕があるんですよ。』


それを聞いた女将は感心していた。


『まだ子供なのに世渡りが上手いこった!』


とりあえず俺は女将に部屋を2日分取り、部屋に行った。


内装は壁は石で出来ており音漏れはしないらしい。全体的に綺麗にされており、銀貨1枚は安すぎなんじゃないのか?と思ってしまう。


『うぉー、ベッドもフカフカだ!!ユキ、スイ出て来ていいぞ!』


そう言い2匹は俺の服から姿を見せる。


流石に獣2匹はカジノに入れないので宿に着く前に買ったローブに入っていたのだ。


「主!ここの匂い良いな!」


そう言ってるのはスイだ。


さてと、それじゃレベリング始めますか!




◇・◇・◇・◇・◇・◇

どうも凪津です。

読んで頂きありがとうございます!

柔道は自分が保育園から小学生5年生まで続けていました。www

これは関係ないですね!w

応援、♡と⭐⭐⭐にしてくれると嬉しいです

次回も楽しみに待っていて下さい。


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