殿下、笑う
「ねえお兄様」
「どうした?」(にっこり)
「殿下、会議の時の件は済ませておきました」
「ああ大臣、いつもすまない」(朗らかに微笑)
「あんたねぇ、夜景が見たいとか嘯いて夜番の衛士を下がらせたでしょう」
「今日は星が綺麗だから」
「あの衛士がここんとこ沈んでるのご存知の上で、ですよね?」
「それはどうかな」
「逆にご自分が倒れたら怒りますよ」
「怒られるのは困る」
従者の渋面に王子は声を立てて笑った。
殿下が声を立てて笑うのはロスとの会話の時が圧倒的に多いのに気が付きました。140字越え。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます