うろたえる従者と倒れる主人

 かがみこむ主を立たせようと出した手に伸ばされた指が触れる前に落ちる。床に倒れたカエルムを見るや、ロスの頭が真っ白になった。

「だっ……から無茶するなと言ったのに」(言っていない)

「気絶ですよね? 死んでませんよね!?」(殺すな)

「つーか上に! 殿下重いんですよ!」(長身+鍛えてる+剣)




 ※※

 双璧はみ出し。書きませんでしたけれど、あの後上に昇らなきゃいけないので。相当焦ったんだろうなこの人。というお話。小説や映画だとこういうところが省かれちゃいますよね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る