双璧番外 毒薬を甘く見ないこと

「耐毒と言っても限界があるって説明したでしょう」

「やむをえなくてな。次から気をつける」

「またあなたは……次があるってことね」

 咎めても返ってくるのは微笑だけである。予想はしていたが。

「とりあえず薬の強化を試みるわ」

「それは助かる」

「あと、胃薬もつけとくわよ」

 ここでも心配される側近。





 叱られましたはこの人からでした。でも暖簾に腕押し。

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