【FGA:13】レフェリーボール
こっちの幼い子はレアです。ほらレア、挨拶しなさい──そう言ってドレスの袖にしがみつく幼な子、13か14歳ぐらいだろうか──"レア"と呼ばれた少女が
レイアは「そうですよね。初見じゃ驚きますよね。無理もないです」と
曰く。
"レフェリーボール"と言うのは読んで字の如く"審判球"と言う事なのだが──その正体も正に
仔細を表せば、
「──さて、
「当たり前だ!」と凄む
「危ないから私達は離れてましょう」とレオンたちから離れるレアとレイアを尻目に
「あ、亜蓮くん! ちょ、ちょっとその前に!」
──ルは付けず
「相手の……レオン王子は一見弱そうに見えるけど……あまりにも
「だーはいはい! ライト! 今はわりーけどオマエの話は長くは聞けねぇ! 聞きたいのは山々だがな……もうずっとワケ分からんことに巻き込まれすぎて──今目の前にある
「ちょ、亜蓮くん、だから今は──」
────テレサが
遅れて
「今は見ての通り──あの
テレサは「はぁはぁ……え?」と息を整えながらゆっくりと頭を上げ笑いの渦の中心にいる──転んで打った尻を痛そうに押さえる
当惑している王子にテレサは軽くシンパシーを重ね「あはは……」と誰に向けたか分からない苦笑いを浮かべると隣で一緒に
「強いな……
ちょうどジェラミーたちがいるところの反対──王子たちを挟んで向かい側に陣取っていた
そんな少年のぼやきを逃さず──4人組のうちの白髪の少女も同じように「う〜〜ん、確かに強そ〜〜」と便乗する。同じ様に
「確かに強いな……あの
4人組のうちの1人──紅色の美しい髪を持つ少年は──"ふわりふわり"と浮く
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