61話目
「私は私が嫌い」
君はそう呟いた
「そっか。でも僕は君が好きだよ」
君は首を傾げただろう
「目が見えなくたって分かる。顔、仕草、性格。君は何を見たって凄く綺麗だ」
君は黙り込んでしまった
僕は視力の無い目で君を見つめる
見えなくても、視える
君は笑っていて欲しいな
「ありがと」
掠れた声で君は笑った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます