応援コメント

第37話 火龍」への応援コメント

  • 冒頭のぶんでかみやしんさんの【もずがなくとき】という絵本を思い出します。カモメのジョナサン同様。他の仲間と違う。そのように生まれたもずのお話ですね。心優しき一羽のもず。他の生き物を殺して食べる。それに葛藤を抱えています。食べて忘れてしまえばいいのに。自分が枝に刺した早贄を見て「またやってしまった」と。そのもずが捕食者であるキツネに襲われて命を落としそうになる。もずは捕食者の道を選ぶ。また早贄を見てる。多くの読者はそれを見て「仕方ないよね」「食物連鎖だものね」そんな感想が多く見られます。けれどこの絵本が心に残るのは。早贄を見ているもずに愉悦の表情が浮かんでいる。もずという習性に支配された。そのようにも見えるのです。さて…勇者はどうか!?

    作者からの返信

    六葉翼師匠!

    ご教授、ありがとうございます!『もずがなくとき』読んでみたいです!

    カモメのジョナサン。恥ずかしながら大学生になってから初めて読んだのですが、読後に沸々としたもので身体が震えたのを覚えています。生きねばならない。生きることを探さねばならない。その思いはこの物語の中枢にもあります。
    自分の中には非常に猛々しく冷酷なるものがある。同時に温かい光を求め自らがその発源になりたいと願う心もある。それらは生命の本質からの投影なのだろうか?ならば僕らは、それらをどう扱うべきなのか?
    この作品はすみません、発散どころか蓄積を強いるものかもしれず。どこまで進んでも気持ちの良いカタルシスに到達できないのかもしれず。つくづく、エンターテイナーとしての素質がないようで申し訳ないですっ
    でも、進みたく。

    お言葉、誠にありがとうございました!

    呪文堂 拝

  • またとんでもない物と対峙するんですね。
    弱点、「逆鱗に触れる」ことは出来るのでしょうか。
    勇者さん、頑張って下さい!いや、ここはスルーですね。
    森が味方してくれたのかしら? ドキドキしました。

    作者からの返信

    星都ハナス様!

    ありがとうございます!

    えー、なんで闘わないの?勇者でしょ?と残念な姿をさらしております。弱点調査が精一杯の勇者でございますっ

    英雄たるの風格がこの勇者には備わっていないんですね。旅を続けるなかで、それを得ることができるのか、筆者にも解らなくて困っております。生来の英雄なら、この場面はむしろ龍の方から話しかけてくるはずなんです。しかし、それがない。実に残念なのです。

    凡たる英雄が奇跡のような世界と対峙して切り開いていく。そんな物語を描きたいと願っているのですが。

    お言葉っ!誠にありがとうございますっ!感謝ですっ!

    呪文堂 拝

  • こんにちは。
    変わることのできるものだけが生き残る。変化を忘れたものは衰退の道をゆっくり転がり落ちていく。生きるということは、変わり続けることでもあるのですね。勇者もこの森で、変わっていくのでしょうか??

    作者からの返信

    久里 琳 様!

    ありがとうございますっ!

    俯瞰するなら、変わることはやはり重要であるように思えるのですが、同時にリスキーな選択でもあるんですよね。
    積み上げてきたものを抛擲することになりかねないわけで。しかし、世界はこくこくと変わっていく。留まろうとすることは、流れに逆らって泳ぐようなものなので、実は変わること以上に難しいのかもしれず。

    勇者、悩んでます。どこに活路があるのか、全く解っていないんです。でも、変わるくらいしか手は無かろうと、がむしゃらなんです。痛々しくって見てられませんっ(ToT)

    お言葉、誠にありがとうございます!重要なところを示唆して頂きました!今一度、しっかり考えたいと思います!ご指導、誠にありがとうございますっ!…ああ、解らない(ToT)

  • シリアスな回が続きますね。勇者さま単独ですとより哲学的で、示唆に富んでいて知的な印象で・・・カッコイイですね✨ エロスなしの勇者さま、また別の一面ですね💛 火龍とはまた、穏やかじゃなさそうな・・・危険な香りしかしません^^ ご無事でありますように!

    作者からの返信

    神原 遊様!

    ありがとうございますっ!
    すみません!女神様が傍にいないと、ついつい愚にもつかないことを考え込んでしまう癖があるようですっ 男にはスイッチが一つしかなく、基本的にOn かOffだけっていいますね?まさにあれですね!
    …えっと。どっちの状態がOn なのでしょうね?

    もう少しだけ単独行動が続いてしまいますっ ご容赦ください! 悩める男子を見届けて頂きたくっ

    お言葉っ!いつも本当にありがとうございますっ!ついついスイッチがOn になってしまいますっ!!

    呪文堂 拝

  • しばらくぶりです、ぴゅうです!
    転職してフルタイムになってから半分死んでしまっていましたが、やっとカクヨムのコメントができるくらいに復活しました〜(^o^)

    悪魔の鎧を倒した勇者が乗りにのってドラゴンまで倒してレベルアップ…と思いきや、リアルにこっそり素通りする
    食物連鎖を壊す人間にも暗に言及しつつ…
    呪文堂様らしく面白かったです!

    ファンタジーにもリアルがあるお話っていいですよね〜
    続きが楽しみですっ!

    作者からの返信

    海野ぴゅう様!

    ありがとうございますっ!
    おお!転職!おめでとうございますっ!『才人の求めに応じてひた走り日々に止まるところ無し』といった感じですねっ!流石でございますっ でも、お体くれぐれもご自愛くださいませm(_ _)m

    お忙しいところお越しいただき、尚且つお言葉まで頂戴して!本当に嬉しい限りですっ!ありがとうございますっ!

    呪文堂、ファンタジーとSFとは違うものだと認識してますが、つまりそれは『どこに嘘をつくのか』にあるのかな、と思っておりまして。
    ただ、両者に共通して云えるのは、根っこのどこかで嘘をついたら、後はその法則に則ったリアル?を積み上げていくべきなのかな、なんて思っているようです。もっとも、リアルと妄想の区別がつきにくい呪文堂には至難の作業なのですが…

    ドラゴン、怖いですから…!できれば闘いたくないですよねえっ((( ;゚Д゚)))

    お言葉!誠に誠にありがとうございました!お陰さまで消えそうな灯火が激しく燃え上がりました!感謝ですっ!

    呪文堂 拝

  • 食うことが「ルーチン」になっているのはまさに我々だなと思うんですが、頂点からあとは転がり落ちる運命なのかな、と、この俯瞰の視点はぞわっとするくだりでした。兎の尻尾を冷笑せずに黙とうを捧げる勇者。一人での冒険の回は彼の人としての肉付きがとても豊かに感じます。

    作者からの返信

    柊圭介様!

    ありがとうございますっ!
    勇者、そうですね。漁夫の利を得ながら、自身で殺めた魔物に憐れんだりしてます。それは矛盾に満ちた行動のようにもみえるのですが、他者の死と自己の生とを見据えた際、自然に涌き出るもののようにも思えたり。勇者、悩み多きやつなんです。

    なるべく平穏無事でありたい。効率的に、安定化させて。当然の欲求だと思うのです。だがその結果、惰眠を貪るだけのシステムの奴隷と成り下がってしまったなら、人間の未来はあまり明るくないのかもしれません。
    喰うことも喰われることも意識の枠外となっていくとしたなら。我々は生とどのように対峙していくべきか。そんなことを考えて本稿をうじうじ書いていたのかもしれませんっ

    お言葉、誠にありがとうございます!いつも気付きを頂戴しております!感謝ですっ!

    呪文堂 拝

    編集済