第3話 お嬢様ファーストインプレッション

塔までの道中は、アベルのこれまでの仕事の中でも上位に食い込むほどにつらいものだった。

立ち並ぶ巨木と草の影からこちらをギラギラした視線で窺う獣、木からぶら下がってなぜかひとりでに揺れるロープ、どこからともなく聞こえてくる複数の人間の囁き声。視界の端で蠢く怪しい人型の何か。

あきらかに目を合わせてはいけなさそうな存在と4、5回視線がかち合いそうになったあたりで、アベルは索敵をほぼ放棄することを決めた。

弓を打ち込んでも倒せそうにないなにかに辟易していたということもあるが、それらのよく分からない存在に限らず、不気味ではあるが殺せば殺せそうな動物も、敵意むき出しではあるものの一定距離から全く近寄ってこないということに気付いたからだ。

そもそも魔獣や悪霊を避ける護符を販売している魔法使いが先頭と殿についているのだ。大抵のものは寄ってこないのだろう。

もうそういうものと考えて気楽に進んだほうが良い。精神衛生のためにアベルはそう結論付けたのだった。

自分の前を歩くルートヴィヒがこの環境でもわくわくと周囲を見回して元気そうにしており、魔法使いたちものんびりと雑談を始めた中で、一人だけ真面目にビクビクしているのが馬鹿らしくなったともいえる。

ともかく随分長く感じた道行きは、開けた草原に出たところで終了となった。

木々に囲まれた雑草だらけの庭はきれいだとはお世辞にも言えないが、木立の圧迫感がないぶん随分明るく見える。

真ん中に建つ石造りの古びた塔はそれなりに不気味に見えるものの、いままでの人外魔境じみた森に比べれば、人の手が加わっているというだけである程度の安心感があった。


「まだ庭には手が回っていないのねえ。昨日来たばかりだものね」


全員が木立を抜けて門の前に来たところで、先頭を歩くソフィアが杖を下ろす。

先代の住人と旧知の間柄だという彼女は、勝手知ったる様子で門にぶらさがった小ぶりな鐘を鳴らした。


「さてと。どんな子なのかしら!楽しみだわ!」


うきうきとした様子の師匠の横に並ぶユーリアは変わらず無表情だが、ぎゅっと杖を握りしめる手には緊張が滲んでいるようにも見える。

こんな不気味な森の中に住んでいる人間がいまからやってくると思うと、アベルとしては背負っている弓を構えたくて仕方がないのだが、それはきっとまずいのだろう。

うっかり手近な短剣の柄に手を添えないよう自然体を装いつつ待っていると、不意に門の向こうに女の人影が現れた。

というか人影だけが現れた。


「あらステラ!久しぶりねえ!こちらは近くの町の冒険者のローゼンベルグさんとベルクマンさんと、うちの弟子のユーリアよぉ~。仲良くしてね!」


ソフィアがごくごくカジュアルな様子で心霊現象じみたなにかに挨拶をしている様子を、アベルは黙って見ていることしかできなかった。というか身動きしたくなかった。

人は理解できない何かに遭遇した時、叫ぶのではなく身構えるのだ。と学びを得ながら、勝手に紹介されてしまったのでぎこちない動作で人影もといステラに会釈をする。

横のルートヴィヒも普段の伊達男っぷりに比べれば随分と固い動きで騎士風の礼をしていた。


「突然の訪問でごめんなさいね?新しい子が来たでしょう?挨拶に来たのよ~。

待たせてもらってもいいかしら?

……あら、そうなの?それじゃあさっそくお邪魔させてもらうわね~」


ごくごく当たり前の様子でソフィアは会話を続けているが、アベルからすると人影は頷いたり簡単な身振り手振りをするだけで、喋っているようには見えない。不思議な技を覚えるとおばけと会話が出来るようになるんだろうか。魔法使いって怖い。

ひとり心の中で怯えながら塔に近づくと、ステラが濃い色の影にしか見えない手でドアノブを掴んで扉を開けた。

それと同時に、室内に立っていた人物が扉の影から現れる。

一瞬、アベルは息をのんだ。

腰まで伸びたまっすぐで艶のある黒髪に、輝くような白い肌、あらゆるパーツが完璧なバランスで配置された顔は可憐な美しさを湛え、伸びやかな手足は華奢で指先まで整っている。

完全無欠の美少女がそこにいた。

こんなホラースポットのど真ん中の塔で、ウルトラハイパーアルティメット美少女が、それは優雅に微笑んでいた。


「ひぇ……」


アベルが年に似合わない悲鳴を小さく上げたことを責められる人間は、きっと存在するまい。

街中ならいざ知らず、このシチュエーションでこの登場人物は、どう考えてもホラーである。



見ず知らずの文化圏の人間4人を、千尋は正面から迎えることにした。

見ず知らずの自分を優しくあくまで穏やかに世話してくれた人物が、警戒せずに迎え入れた相手だ。きっと大丈夫だろう。と思ったことが一番の理由ではあるが、仮に彼らが人さらいで人影がただの世話係だったとしても、堂々とした態度で臨むことは一種のハッタリになるとも思ったのだ。

もっともそれが子供の浅知恵だとも、千尋は自覚している。これでもお嬢様は冷静なのだ。

スカートを摘まんで美しくお辞儀をし、笑顔でしっかりと相手を見つめる。


「はじめまして。私は七海千尋と申しますわ。昨日森で道に迷い、こちらの塔にお邪魔させていただきましたの」


言葉はこの際通じていてもいなくてもいい。きっと通じていない可能性のほうが高い。ただ、ある程度の知恵と礼節のある相手だと見なされればそれでよい。

そう思っての千尋の挨拶に、客人4人はそれぞれに反応を返した。

アベルは少し困ったように眉間にしわを寄せ、ルートヴィヒは好奇心旺盛そうな明るい瞳をぱちぱちと瞬かせる。

ユーリアは無表情のままだが、一瞬前を歩く師匠に伺うような視線を向けた。

そして千尋が集団のリーダーと目星をつけたソフィアは、笑顔でにこりと頷き、持っていた杖をひと振りした。

とたんに、杖の先からしゃらしゃらと華やかな光の粒が舞い、千尋の体に降りかかる。

突然のファンタジー展開に驚いて動きを止めた千尋に、首を傾げたソフィアがもう一度何事かを呟きながら杖を振った。

なすすべのない千尋は少々困惑しながらも、片手を上げてきらきらとふりかかる光を見つめる。


「きれい……」


ぽつりと呟いた声に、ソフィアはぱっと花が咲くような笑顔を浮かべた。


「あら!やっぱりよその世界から来た子なのね~!うふふ!いらっしゃい!

突然だけれど、あなたはこの魔法使いの塔の主人に選ばれました!というわけで魔法使いになってみない~?」


杖の先から色とりどりの花弁をクラッカーのように吹き出しながら、どこからともなく流れるファンファーレをBGMに、ソフィアは千尋を勧誘した。


「ええ!よろこんで!」


片手をぱっと口元に当てて可憐に驚いたあと、千尋はほぼノータイムで怪しい勧誘に返事をする。

天国の親御さんも、興味があることにはなんでもチャレンジしてみなさい、とのびのび育てた結果こうなるとは想像していなかったことだろう。

千尋の魔法使いへの就職決定はさておき、異世界からやってきたお嬢様と、魔法使いとついでの戦士たちの会談はごくごく平和に始まった。

よく日の差し込む一階のリビングは、ステラがしっかり手入れをしたおかげでソファはふかふか、テーブルはピカピカで、ホコリ一つ落ちていない。

ユーリアがピクニックバスケットから取り出した軽食とステラが淹れた紅茶の香りがふんわりと広がって、昨日の不気味さから一転、大変優雅な少し早めのランチタイムという様子になっている。

お互いに自己紹介をし、ついでにソフィア経由でステラの名前を知った千尋が大喜びしすぎてステラから照れられたり、塔の絵画から視線を感じてびくつくアベルが居心地悪そうにしていること以外は、ごくごく穏やかでなんということのない平和な時間だ。


「この紅茶、ソフィア様からステラさんへの贈り物だったのですね。とっても香りが良くて、私、大好きですわ」

「そう言ってもらえて嬉しいわあ。

ステラはあまり食事はとらないけれど、こういう嗜好品は好きなのよ。

それにわたし、いつも買いすぎちゃって弟子に怒られてしまうから、お裾分け先があると助かるの」

「ふふ、そうでしたのね。

それにしても、嬉しいわ。私、ステラさんにお礼をしたいのに、お名前も分からなかったものですから、なにもできなくて。

でも不思議。言葉が分かるようになったからかしら?なんとなく考えていることが伝わってくるような気がしますの」

「どちらかというと、塔の主人になることを了承したからかしら?繋がりが少し強くなったのね。

あの子は先代から塔の主人に仕えている子で、わかりやすく言うと使い魔のようなものなのよね。

魔法使いの修行を始めたら、きっともっとあの子の考えていることを読み取れるようになると思うわよ~」


美少女と美貌の魔法使いが和やかにお喋りに興じている間、アベルとルートヴィヒと並んでソファに座り、無言でもそもそとサンドイッチを頬張っていた。

ローストチキンと新鮮な野菜をたっぷり挟んだサンドイッチは、レモンの風味が効いていてたいへん結構なお味だ。魔法使いのご婦人同士のなにやらキラキラした会話に入っていけず、大人しく待機している紳士二人の心に染み入る美味しさをしている。

他にもアンチョビとトマトや、ローストビーフ、海老とアボカド、カスタードとイチゴなどなど、4人分としても十分すぎるほどのボリュームのサンドイッチが、どう考えても2人分程度しか入らなそうなユーリアのピクニックバスケットから出てきたため、アベルは一人釈然としない顔をしていた。

ほんの数日前まで生身の人間が住んでいなかった塔には、保存のきく調味料はともかく生鮮食品は存在していなかったのだが、今はソフィアが気を効かせて様々な消耗品を運び込んでいる。サンドイッチもその一環なのだ。

おかげで現在、塔の食料保存庫には玉ねぎやらキャベツやらハムやらドライトマトやら、千尋にもなじみのある食品以外によくわからない何かまで、しっかりとした備蓄が出来上がっていた。

杖をぴょこぴょこと数度振っただけで詰みあがっていく木箱の山に、アベルはこれまでの配達任務の苦労を思って遠い目をし、ルートヴィヒは物流に革命の置きそうな技術にわくわくと目を輝かせ、千尋はひたすら称賛の声を上げていた。ちなみに端っこでユーリアが師匠への称賛にちょっとだけ得意気な顔をしていたことには、いまのところステラだけが気付いている。


「それにしても、ここの次期塔主が決まって本当によかったわあ~!

前の塔主とはお友達だったのだけれど、ひどかったのよ?

『私の跡継ぎは私のコレクションを大事にしてくれる、優しくて、賢くて、健気で、強くて、出来れば黒髪ストレートの可憐な美少女じゃなきゃイヤ』なんて遺言を残して逝っちゃったんだから!

その通りの子が来てくれるなんて本当に奇跡よ~。ステラももうこんなに懐いているし!

あ、ちなみにここのコレクションは全部同意のもとで集められたものだから、安心してね?」


頬に手を当ててやれやれと首を振るソフィアに、千尋はあらあらうふふと恥じらいを見せる。ちなみに男性陣は遺言の内容にやや引いてたが、礼儀正しくそれを態度には出さなかった。寝室にあるコレクションの内容を知った際にはおそらく態度にも若干出ることだろう。


「ふふ、そんなに素敵な女の子だなんて思ってもらえるのは、少し照れくさいわ。

でも、ひとりぼっちでどうしようかと思っていたのだけれど、ステラさんが手助けをしてくれるし、素敵な魔法使いのお師匠様とお友達が出来て、近くの町のかたとも知り合うことができたのだもの、頑張らなくちゃいけないわね!

これであとは、魔法をきちんと覚えれば、いつか元の世界と自由に行き来することもできるのかしら」

「ええ、来れたからには、帰ることもきっと出来るわ。簡単ではないでしょうけれどね。

頑張れば今年中には、お手紙くらいなら届けられるようになるかもしれないわ」

「まあ、うれしい!おじさまやお友達がきっと心配しているでしょうから、できれば無事をお知らせしたいの。

それに、この塔に住まわせてもらうからには、はやく魔法使いのお仕事を出来るようになりたいわ!町にも行ってみたいわね。その時は案内をしてくださるかしら」


きらきらと瞳を輝かせて未来を語る少女に、騎士らしい誠実さあふれる笑顔で頷いたルートヴィヒが返事を返す。


「ええ、勿論。こうして知り合えたのも何かの縁でしょう。私で良ければいくらでも頼ってください。

アベルも少々ぶっきらぼうなたちではありますが、こう見えてとても面倒見のよい奴なんですよ!」


急に巻き込まれたアベルはぎこちなく頷くよりほかにやりようがない。いや、それはちょっと、なんて言ったあかつきには全員から空気の読めないやつを見る困ったような視線を向けられることは明らかだったので。


「まあ、案内くらいなら、多少は……。

あー、どこか、行ってみたいところは決まっているんですか?」


無難に会話を繋げようと話題を振るアベル。これで少女らしい服屋だの小物屋だのと言われたなら代わりの案内役を見つけてくる必要があるだろう。

しかしその場合は街に詳しい若い女性にコンタクトを取らなければいけないわけで、それはそれで面倒である。

そんなアベルの心配は、悪い意味で裏切られることとなった。


「私、飛行船が見てみたいの。今日塔の上を通って行ったのを見かけて、気になってしまって!お二人が住んでらっしゃる町には停泊するのかしら?」


にこにこと微笑む少女を前に、騎士と弓兵は訝し気に表情を曇らせた。

前述のとおり悪名とどろく由緒正しき心霊スポットであるこの森には、近隣の人間は誰も寄り付かない。縁起が悪いと怯えて旅人も離れた街道を使い、それどころか飛行船も上空を通るのを避けて迂回するほどなのだ。


「ああ、私とアベルが住んでいる町に飛行場があるのだが……、この塔の上を船が……?

失礼、それは何時頃の事か分かるだろうか?船の進行方向も教えていただけるとありがたい。それと、船体の色も」


できるだけ威圧感を与えないようにと配慮しながら尋ねるディートリヒに、千尋とステラが顔を見合わせて首を傾げる。

一旦外へ出て塔の外側をめぐり、分かりやすいようにと朝に飛行船を見かけた位置まで来た千尋は、腕を伸ばして航路を指示した。


「船はこちらからこちらへ、こう……。あまり長く見ていたわけではないけれど、たしか10数える間に、これくらい進む程度の速度でしたわ。

真っ白できれいな船だったので、よく覚えています。

あれは何時ごろだったのかしら。ステラさんに会う少し前だったと思うのだけれど」


目くばせを受けてステラが頷き、まだこちらの時間の単位を知らない千尋の代わりに、地面に文字を書く。

影が触手のように蠢いて地面を削る様子に怯えたアベルがその場で3cmほど飛び上がったが、それどころではないため一行はツッコミを控えた。


「あらぁ。そう、白い飛行船なのね。

その航路のまま通ってきたなら、町からも見えるんじゃないかしら?

ここと、大体これくらいの位置関係のはずよ」


言いながら、ステラが書いた文字の横に、ソフィアが簡単な地図を描く。

地図を囲んだ大人三人の顔がだんだん曇っていくのを、事態から取り残された千尋とステラはきょとんと、ユーリアは無表情のまま見つめていることに気付いて、アベルが頭を掻きながら顔を上げた。


「ああ、悪い。えーと、このあたりはその、なんというかわけあって通る飛行船がまず無いんだ。

それに国同士の決まり事で、飛行船は所属がすぐ分かるよう、船体に指定された色を塗装するようになってる。

だからその、普段使われないような航路を通っている真っ白い船っていうのは、まず間違いなく密航船なんだよ」


お嬢様、異世界生活2日目で意図せず犯罪の目撃者になっていたようである。

眉間にうっすらとしわをよせ、まあ、と口元を覆う様子は美少女らしい可憐な怯えを滲ませているようだが、仮に両親がこの様子を見ていたなら、警察24時を見ている時と同じ表情だと指摘したことだろう。


「そのわりに堂々と町の近くを通っていそうな航路なのよね。

だから、ひょっとすると魔法使いが関わっているかもしれないわぁ。ある程度腕が良ければ、周りの景色に飛行船をとけこませることくらい出来るもの。

やあねぇ~、本当。お仕事が増えちゃう!」


イヤイヤと首を横に振るソフィアが、横からユーリアにジト目で見つめられてしょんぼりと肩を落とす。お仕事頑張るわね、と力なく呟く声に周囲は師弟間の力関係を察したが、それはさておき。

異世界からやってきた爆誕魔法使い(見習い)お嬢様と優雅に語らう暇もなく発覚した組織的っぽさあふれる犯罪に、ひとまず所属組織への報告を、という結論に至った大人三人は役割分担を始めることにした。


「わたしは魔法使いの協会に報告へ行ってくるわ~。ついでに町にも送っていってあげる。

ユーリアは残ってチヒロとお話しをしていて頂戴ね?

明日の朝には戻れると思うわ~」

「では私が組合と騎士団への報告を。アベルはチヒロ嬢への依頼の報告などを頼む。

戻るかは……状況によるだろうが、その時はソフィア殿を頼ってもよいだろうか」

「勿論。途中で寄って拾ってあげるわ~。アベルもそのとき町へ送るのでいいかしら?」


黙って師匠へ礼をし了承を伝えるユーリアの横で、アベルは不承不承頷き、居心地悪そうに身じろぎする。

あからさまに上流階級の香りのする少女と話をする役割はどうにも自分には向いていないとは思いつつも、ツテの多さから考えて各関係機関への連絡係はディートリヒに任せたほうが明らかに効率が良いため、受け入れざるを得ないのだ。

心霊スポット真っただ中の魔法使いの塔で過ごすことに不安でいっぱいのアベル、無表情に現状を受け入れるユーリア、今日の献立に思いを馳せるステラ、神妙な表情だがじつは年末特番を眺めるような気楽な気分の千尋。

初対面の少女二名と人外一名、おじさんに片足突っ込みかけた青年一名によるお泊り会、開幕です。

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