【イケメン息子&元ギャルママ】元ギャルママ・しほこ(36歳)~イケメン息子に恋しました♪
佐伯達男
元ギャルママ・しほこ(36歳)~イケメン息子に恋しました♪
(ミーンミンミンミンミンミーン…)
時は、2016年7月25日の朝7時過ぎのことであった。
場所は、牛渕団地(東温市)にある一戸建ての家にて…
アタシ・しほこ(36歳・モデル兼パート)と長男・たけのり(18歳・高3)は、居間の食卓で朝ごはんを食べていた。
テーブルの上には、ハムサンド・ベーコンエッグ・グリーンサラダ・コンソメスープが置かれている。
アタシは、白のシャツに黒のズボン姿のたけのりをじっと見つめた。
この時、乳房(むね)の奥でドキドキした気持ちが高まった。
(ドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクン…)
どうして…
どうしてなの?
たけのりの顔をじっと見つめるだけでも…
ドキドキしちゃう…
ああ…
気持ちが…
バーストしちゃう…
(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)
イスから立ち上がったアタシは、たけのりに抱きついてキスをしようとした。
急に抱きつかれておどろいたたけのりは、アタシをふりほどいたあと、アタシに言うた。
「かあさん!!かあさん!!」
「えっ?」
「かあさん!!やめてくれよ!!急に抱きついてくんなよ!!」
「そんなに怒んないでよぉ(くすん)」
アタシは、ショボンとした声で言うた。
たけのりは、アタシにこう言い返した。
「かあさん…この頃おかしいよ…どうしてオレの顔をジロジロと見つめているのだよ!!」
「だってぇ…好きなんだもん…」
「好きなんだもんって…」
「たけのりのことが好きなのぉ…」
「かあさん!!それだったらカレ作れよ!!」
「しほこ、カレいらないもん…」
すねた声でたけのりに言ったアタシは、ひと間隔置いて『カノジョはいるの?』とたずねた。
「たけのり…たけのりはカノジョいるの?」
「いないよ!!」
「いないの?」
「かあさん!!いいかげんにしろよ!!オレにキスしたり、風呂場の入り口で服を脱ぎよるけど、なに考えているんだよ!?」
「だってぇ…好きなんだもん…」
「もういい!!」
朝ごはんをだいぶ残してイスから立ち上がったたけのりは、ウグイス色のカバンを持って出かけようとした。
「たけのり…」
「なんだよぉ!!」
「学校に行くの?」
「そうだよ!!」
「夏休みなのに、学校って…」
「サマースクールだよ!!」
「アタシ、さみしい…」
「だったら、カレ作れよ!!」
「(すねた声で…)カレいらないもん…」
「ああもう!!いってくる!!」
突き放すような声でアタシに言うたたけのりは、カバンを持って家から出た。
ひとり取り残されたアタシは、大きくため息をつきながらソファーに座った。
どうして…
どうしてなの…
アタシ…
たけのりのことが…
好きなのに…
たけのりにアタシの想いが伝わらない…
悲しい…
ところ変わって、寝室にて…
寝室に置かれている鏡の前に座ったアタシは、鏡に写っている自分の顔を見つめた。
アタシは…
どうして、たけのりのことが好きになったのかな…
たけのりは…
アタシが18の時に、胎(おなか)を痛めて産んだ長男…
だけど…
たけのりの16歳の誕生日のよる…
アタシの乳房(むね)の奥で眠っていた願望が…
目覚めた…
その瞬間…
アタシは…
たけのりに…
恋をした…
アタシが高1の時、当時左官工だったダンナと出会った。
高卒と同時に、デキ婚した。
しかし、ダンナの浮気が原因で3ヶ月でリコンした。
その時、アタシは胎内にたけのりを宿した。
同時に、アタシは波止浜の母子保護施設に保護された。
その後、施設の一室でたけのりを出産した。
出産後、ギャルママ雑誌の専属モデルのお仕事を始めた。
5年前に、牛渕団地にある分譲の土地を買って、2階建ての家を建てた。
今も、母子ふたりで仲良く暮らしている。
たけのりの16歳の誕生日のよる、アタシの乳房(むね)の奥で眠っていた女の願望が目覚めた。
この瞬間、アタシはたけのりを好きになった。
たけのりのことが好きなの…
お願い…
カノジョを作らないで…
アタシ…
たけのりじゃないと…
ダメなの…
地獄に墜ちて(おちて)もいい…
たけのりと一緒なら…
恐くない…
その日の夜であった。
たけのりは、2階の寝室で寝ている。
時は、タクシーの深夜料金の時間帯(深夜11時から翌朝5時頃)になってから二時間後であった。
アタシは、見たい番組を探してチャンネルを換えていた。
けど、地デジで見たい番組がなかったのでBSデジタルに変えてチャンネルを探した。
BS8チャンネルに変わった時、画面に過激な濡れ場シーンが映った。
それを見たアタシは、衝撃を受けた。
ドラマは、生き別れになった息子だと言うのを知らずに実の息子を好きになった30代後半の女性の悲しい恋の物語である。
画面に、生き別れになった息子とヒロインのより過激なベッドシーンが映っている。
「かあさん!!かあさん!!」
「(生き別れになった息子)!!」
生き別れになった息子役のイケメン俳優さんとヒロインを演じるママ雑誌の専属モデルさん女優が、激しく舌をからませていた。
それを見たアタシは、全身が凍りついた。
激しいタンキスのあと、生き別れになった息子がヒロインが着ていた衣服をビリビリに破いた。
女優さんは、より激しい泣き声をあげた。
その後、ブラジャーがちぎれてバストトップがあらわになった。
イケメン俳優さんは『後悔しない?』とヒロインに言うた。
ヒロインを演じる女優さんは、泣きながら『後悔しない…』と答えた。
そして、最大級の見せ場にさしかかった…
「イヤァァァァァァ!!イヤァァァァァァ!!イヤァァァァァァ!!イヤァァァァァァ!!イヤァァァァァァ!!イヤァァァァァァ!!」
主演女優さんの強烈な叫び声が響いている中で、画面に映っている黒い紙の上に白濁が飛び散った様子が映った。
ドラマはそこで終わった。
テレビの電源を切ったアタシは、大きくため息をついた。
ああ…
アタシも…
今日見た深夜ドラマの主演女優さんのように…
たけのりとベッドの中で生まれたままの姿になって…
激しい濡れ場シーンを演じたい…
アタシ…
たけのりに抱かれたい…
なのに、どうして抱いてくれないの?
アタシは、たけのりのかあさんだから抱けないの?
それとも…
好きなカノジョができたの?
イヤ…
そんなのイヤ…
たけのりにカノジョができたら…
アタシ…
生きて行けない…
お願いたけのり…
ふくよかすぎる乳房を愛撫するだけでもいいからアタシを抱いてよ…
たけのり…
アタシ…
たけのりとキスしたい…
なのに…
どうしてキスしてくれないの?
アタシ…
切ない…
さみしい…
ああ…
(ドバドバドバドバドバ!!)
この時、アタシが着ているクリーム色のシフォンスカートが大量の失禁でベトベトに濡れた。
この時点で、アタシの自制心は喪失した。
それから数日後のことであった。
この日は、たけのりのサマースクールの前期の最後の日である。
ところ変わって、松山市大街道のロープウェイ街にて…
カバンを持ってひとりで歩いていたたけのりをみたアタシは、行く手をはばんだ。
そして、ニヤニヤした表情でたけのりに言うた。
「たけのり…学校終わったのぉ?」
「かっ、かあさん!!何しに来たのだよ!!」
「だってぇ…さみしいもん…」
「かあさん!!変だよ!!」
「変じゃないわよ…かあさんはたけのりのカノジョよ。」
「かっ…カノジョ…かあさん、ぼくはかあさんの息子だよ!」
「かあさんだって、その気になれば女になれるわよ。」
「かあさん!!いいかげんにしろよ!」
アタシをふりきったたけのりは、足早に立ち去った。
アタシは、煮え切らない表情でたけのりのあとを追いかけた。
ところ変わって、大街道のスクランブル交差点にて…
「たけのり…」
「なんだよぉ…」
「ねえたけのりってば…」
「いいかげんにしろよ!!」
「待ってよぉ…」
ふたりは、押し問答の末に、アエル(元はラフォーレだったが今は複合商業施設ホテル)の玄関の前に着いた。
たけのりは、アタシがシツヨウ求めていたことに対して、ひどく怒った。
「かあさん!!いいかげんにしてくれよ!!オレの声が聞こえないのかよ!!」
「どうしてそんなに叫ぶのよぉ…かあさんしんどい…」
「かあさん!!この最近暑いから頭がおかしくなったのじゃないの!?」
「えー、そうかなぁ…」
「かあさん!!オレはかあさんの息子だよ!!」
「いいじゃないのよぉ…」
「よくないよ!!」
「どうしてよぉ?」
「だから、カレ作れよ!!」
「いい男いないもん…」
「かあさん!!『いい男いないもん』と言えばそういうほどカレができなくなるのだよ!!」
「できなくなってもいいもん…カレ作っても浮気されるから…」
「だから決めつけるなよ!!」
「決めつけじゃないもん…とうさんが浮気者だったから…」
「頭いたくなったよ…」
「どうしたのよぉ…」
「かあさんがおかしいことばかり言うから頭がいたくなったのだよ…」
「アタシ、そんなこと言ったっけ?」
「かあさん…この近くのマクドへ行こう…」
このあと、アタシとたけのりはアーケードの入り口にあるマクドへ向かった。
ところ変わって、マクドの店内にて…
テーブルの上に、ビッグマックのセットが置かれている。
たけのりが豪快にビッグマックを食べている様子を、アタシはニヤニヤした表情で見つめている。
たけのりは、困った表情でアタシに言うた。
「かあさん…かあさんってば…」
「なあに?」
「なあにじゃねえよ!!かあさんは、どうしてオレの顔をニヤニヤした表情で見つめているのだよ!?」
「だってぇ…アタシはたけのりが好きなのぉ~」
「かあさん!!」
「なあに?」
「オレは息子だよ!!」
「いいじゃないのよぉ…かあさんはたけのりが大好きだからあんたをカレシにしたのよ…」
「いいかげんにしろよ!!」
アタシは、ニヤニヤした表情でたけのりに言うた。
「たけのりぃ…」
「なんだよぉ…」
「月~金のBS8チャンネルで放送している『タクシーの深夜料金劇場』で放映されているドラマ…知ってる?」
「そんなドラマあったっけ…」
「あるわよぉ…ドラマのタイトルは『かあさんの星』だったかしら…ヒロインが…生き別れになった息子と知らずにカレを愛してしまう話…」
「かあさん…いいかげんにしろよ…」
たけのりから突っ込まれたアタシは、くすんとした表情でたけのりに言うた。
「くすん…さみしい…」
「かあさん…」
「たけのり…たけのりは…かあさんのこと好き?」
「好きだよ…母親として好きだよ…」
「それだけぇ?」
「どういうわけだよぉ…」
「他に好きなところは?」
「えっ?」
「ひとりの女として好きなのかどうかが知りたいのよ…」
「困ったなぁ…」
「クスクスクスクス…クスクスクスクス…」
「何がおかしいんだよ!!」
「だってぇ…たけのりかわいいからからかいたくなるもん…」
「やめてくれよ!!」
「クスクスクスクス…クスクスクスクス…」
たけのりは、さらに困った表情を浮かべた。
アタシは、ニヤニヤとした表情でたけのりをからかった。
「たけのり…本当のことを言いなさいよ…」
「だから何?」
「たけのりは、かあさんのこと…母親として好きよと言ったね…」
「そうだけど…」
「本当のことを言いなさいよ…」
「だからどうしてそこでちょっかい出すんだよ!?」
「かわいいから…」
「かわいいから?」
「うん(ニヤニヤ…)」
「うんって…かあさん…」
「ねえ…本当のことを言いなさいよ…」
「だから!!かあさんはかあさん!!かあさんは女になれないのだよ!!」
「あら、かあさんでもその気になれば女になれるのよ…」
「ゼッタイありえない!!」
「ねえ…本当のことを言ってよ…」
「だから!!どうしてかあさんがそのように言うコンキョはあるのかよ!?」
「あるわよ…」
アタシは、ひと間隔を置いてたけのりをからかった。
「たけのり…たけのりはいつまでかあさんのおっきなおっぱい吸っていたのかな…」
「1歳の前まで…」
「(いじわる声で)ウソばっかり…たけのりは3歳になってもかあさんのおっきなおっぱい吸っていたわよ…たけのりは『おかあさんのLカップのおっきなおっぱいはぼくだけのものだ!!』とみんなの前で抱きつきながら言うてしがみついてたじゃない…」
「やめてくれよ!!」
「クスクスクスクス…クスクスクスクス…他にもぉ…たけのりは小学校4年生になってもかあさんとお風呂入っていたよね…お風呂に入っていた時もかあさんのおっきなおっぱいばかりさわっていたよね…甘えん坊さんねぇ…」
「やめてくれよ!!」
「クスクスクスクス…クスクスクスクス…クスクスクスクス…クスクスクスクス…やっと認めたわね…たけのりはかあさんのことを女として好きだと言うことを…」
「認めてねーよ!!」
「クスクスクスクス…クスクスクスクス…クスクスクスクス…クスクスクスクス…」
「困ったなぁ…」
アタシは、いじわるっぽい声でたけのりに言うた。
「ねえ…明日デートに行こ(ウフフッ)」
「デート?」
「海に行こうよ…アタシ…たけのりと一緒に手をつないで、オキニのビキニを着てビーチを一緒に歩きたいの…」
「分かったよ…」
たけのりは、もう降参と言う表情を浮かべた。
アタシは、テーブルに置かれている揚げ物を右手でつまんで、ケチャップをつけてからアーンとしてとたけのりに言うて食べさせた。
からかいすぎたかな…
まあいいわ…
そして次の日の午後のことであった。
アタシとたけのりは、伊予市の五色姫海浜公園のビーチへデートに行った。
この日は、朝から雲ひとつない快晴で行楽日和である。
海浜公園の中にあるビーチにて…
たけのりはえんじ色のサーフパンツ姿で、アタシはピンク系のペイズリー柄のビキニの水着姿で桟敷席に座っている。
ふたりは、肩を寄せあって海を見つめている。
水着姿のたけのりのたくましい肉体を見たアタシは、乳房(むね)の奥のドキドキが激しくなった。
どうしよう…
アタシ…
おさえきれない…
たけのりのたくましい肉体を見たので…
ドキドキが激しくなったわ…
(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)
ああ…
どうしよう…
激しくドキドキしているわ…
もう…
おさえきれない…
抑えきれなくなったアタシは、たけのりを連れて松原へ行くことにした。
アタシとたけのりは、ビーチからビーチバレーのコートと駐車場を横切って、近くにある松原へ向かった。
松原に入った時であった。
アタシの乳房(むね)の奥の鼓動がさらに高まった。
(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)
ああ…
どうしよう…
もうダメ…
おさえきれない…
そして、松原の行き止まりに着いた。
アタシは、たけのりに強引に抱きついた。
「かあさん…かあさんってば!!」
「たけのり…たけのり…」
「かあさん!!やめろよ!!」
たけのりを強引に倒したアタシは、激しい力でたけのりを押さえつけた。
「かあさん!!苦しい…苦しい…」
「ねえいいでしょ…たけのり…」
「かあさん…やめろよ…」
「やだ!!」
「やめてくれよ!!」
「やだ!!たけのりのスペアリブがほしい…ほしいの…」
「やめてくれよ!!ンググググググググ!!ンググググググググ!!」
アタシに激しい力で押さえつけられたたけのりは、気絶した。
その間に、アタシはたけのりの身体を無我夢中でむさぼった。
やっと…
やっと願いが叶ったわ…
たけのりの身体…
たくましくて、肉つきがいいわ…
たけのりに夢中になったアタシは、たけのりをソクバクするようになった。
たけのりの高校最後の夏休みは、松山周辺の地域にあるデートスポットへ遊びに行ったり、衣山のパルティの映画館へ行ってラブロマンスの映画を観賞しに行くなどして過ごした。
すべて、アタシが主導でデートをした。
たけのりは、夏休み中はアタシとデートをすることが楽しいというたけど、二学期に入った辺りから急に冷たくなった。
たけのりの高卒後の進路は、専門学校に進学すると決まった。
今後のことなどで頭がいっぱいになったと同時に、『このままでは好きなカノジョができなくなる…』と言う気持ちにさいなまされた。
なので、家庭内がさらに不安定になった。
たけのりは、アタシが声をかけても反応しなくなった。
それと比例するように、アタシの気持ちが不安定になった。
アタシは、たけのりのスマホのラインのアプリにメッセージをたくさん送った。
時間空いてる?
いつデートできるの?
さみしい…
会いたい…
たけのりは、アタシからのラインのメッセージに対して『時間がないのだよ!!』と言うメッセージのあとに怒っているスタンプが貼り付けて返信した。
それを読んだアタシは、ひどく傷ついた。
10月28日頃のことであった。
たけのりが冷たくなったと思い込んだアタシは、その日の夜にたけのりと大ゲンカを起こした。
この時、アタシはたけのりに好きなカノジョができたと思い込んだ。
時は夜9時過ぎであった。
家の居間にて…
アタシはたけのりに『好きなカノジョができたから急に冷たくなったのね…』と言うた。
それを聞いたたけのりは、思い切りキレてしまった。
「かあさん!!いいかげんにしてくれよ!!どうしてオレにカノジョができたと決めつけるのだよ!!」
「だってぇ…かあさんさみしいもん…かあさん…カノジョにたけのりを取られたから悲しいもん…」
「決めつけんなよ!!」
「決めつけじゃないもん!!」
「いいかげんにしてくれよ!!かあさん!!オレ…高校卒業したら、大阪の専門学校へ進学をする…かあさんと離れて遠くで暮らすから…言いたいことはそれだけ…」
アタシに突き放すような声で言ったたけのりは、足音を立てて2階へつながる階段を上がった。
たけのりからきつい声で言われたアタシは、ひどく傷ついた。
くすん…
きらわれちゃった…
アタシ…
たけのりにきらわれちゃった…
アタシは、居間のテーブルにふせてくすんくすんと泣いた。
アタシは一晩中泣きじゃくったけど、傷ついた心は癒されなかった。
どうして…
どうしてアタシは…
たけのりにきらわれたのか…
どうしてアタシは…
たけのりをソクバクしたのか…
どうしてアタシは…
好きなカレができなかったのか…
悲しい…
そうした気持ちは、たけのり自身にもあった。
たけのり気持ちも、アタシは母親だからどんなに愛しても、カノジョにはなれないし結婚もできない…と思っている…
けれど、小さい時にアタシのふくよか過ぎる乳房に甘えていたなど、アタシの肌に触れた期間が長かった…
だから、心のどこかでアタシへの想いが残っている…
このままでは、好きなカノジョができなくなる…
たけのり自身は、必死になって心の中に残っているアタシへの想いを打ち消そうとした…
だけど…
アタシのことが好きだから…
想うように行かない…
そうした気持ちのモヤモヤを抱えたまま、2017年3月1日にたけのりは高校の卒業式の日を迎えた。
2017年3月1日の午後1時頃のことであった。
場所は、大街道のロープウェイ街の通りにて…
アタシは、高校の卒業式に行かずに通りをブラブラ歩いていた。
あの日の夜以降、アタシはたけのりと顔を合わすことがおっくうになった。
そんな時であった。
卒業式を終えたたけのりが、アタシの前にやって来た。
「かあさん…」
「たけのり…」
アタシは、涙をポロポロとこぼしながら震える声で『ごめんね…ごめんね…』とたけのりに繰り返して言うた。
たけのりは、震える声で泣いているアタシをギュッと抱きしめた。
「しほこ…しほこ…」
この時、たけのりは『かあさん』と言わずに『しほこ』と呼んだ。
たけのりに抱きしめられたアタシは、今まで抑えていた想いをたけのりに打ち明けた。
「好きなの…アタシ…たけのりのことが好きなの!!」
「しほこ…」
「アタシ…たけのりを…息子として育てて来たけど…知らないところで…カレとして意識した…たけのりが…高校に進学した時…アタシ好みの…たくましい肉体になった…だから…アタシ…たけのりを…ひとりの男として意識するようになったの…アタシ…アタシ…」
アタシは、震える声でたけのりに想いを打ち明けた。
アタシを抱きしめているたけのりは、アタシの髪の毛をくしゃくしゃに乱しながら言うた。
「しほこ…しほこ…愛してる…しほこ…しほこ…オレ…しほこのふくよか過ぎる乳房にずっと甘えていたいよ…」
「たけのり…」
たけのりから好きだと言うことを打ち明けられたアタシは、たけのりの胸で泣きながら言うた。
そして…
「くすんくすんくすん…くすんくすんくすん…好きよ…好きよ…しほこ…たけのりのことが好きよ…くすんくすんくすん…くすんくすんくすん…くすんくすんくすん…たけのり…くすんくすんくすん…アタシ…たけのりに抱かれたい…たけのり…」
「しほこ…」
アタシとたけのりは、激しいキスをかわした。
そしてその日の夜…
ところ変わって、家の2階のたけのりの寝室にて…
生まれたままの姿になっているたけのりとアタシは、薄暗い灯りが灯る中で抱き合ってキスをした。
(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)
ああ…
やっと実現できたわ…
しほこ…
後悔しない…
アタシとたけのりは、胸の鼓動を聞きながら舌をからませていた。
タンキスを交わしたあと、たけのりはアタシをベッドの上に倒した。
「たけのり…ああ…」
アタシを倒したたけのりは、アタシのふくよか過ぎる乳房に抱きついて甘えた。
「たけのり…ああ…たけのり…むさぼって…首から下の部分をむさぼって…ああ…たけのり…」
たけのりは、約150分間に渡って舌先でアタシのふくよか過ぎる乳房をむさぼった。
「たけのり…たけのり…しほこ…ああ……」
(ジワーッ…)
この時、アタシは大量に失禁を起こした。
シーツがベトベトに濡れて、大洪水を起こした。
ああ…
お願い…
濡らして…
アタシをもっと濡らして…
ああ…
「いっ…イヤ…イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!」
次の瞬間、アタシはし烈な叫び声をあげた。
たけのりは、より激しい力でアタシを押さえつけた。
そしてアタシは…
たけのりの母親を卒業した…
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