第7話 『人質?』 その1

 ねこママは、尋問室みたいな区画に連れて行かれました。


 そうして、でっかい、みためくまさんと、ちいさい、みためくまさんが、ねこママに尋問をしたのす。


 『お前たちは、なんで、ここに来たくま? 目的はなにくま?』


 『だから、にゃんこ。さっきも、いったにゃん。地球人の救出にゃん。それだけ。』


 『それだけのために、宇宙ごきを、全滅させるのかくま。』


 『全滅しないニャン。ふにゃふにゃになるだけにゃんこ。それも、2週間くらいニャン。』


 『うそくま。わざわざ、数少ない地球人のために、そこまでするわけがない。地球ごきは、宇宙ゴキに代わって、ここを支配する気くま。』


 『地球ごきは、自分とこで精いっぱいにゃんこ。ここまで面倒みる余裕はないにゃん。』


 『あやしいくま。おかしいくま。村の連中と、うまくつるんでるくまくま。わかってるくま。』


  大きいみためくまさんが、詰め寄ります。


 『まあまあ、ちょっと待て。ねえ、あなたくま。あなたは、地球ゴキでも、地球人間でもないくまま。なんで、そのあなたが、ここに、いるくま?』


 『それはにゃん、やましんさんは、家主さんにゃん。家主さんというものは、すごく偉いにゃん。』


 『さっぱりわからないくま。あのなあくま、すっかり、はけくま!』


 ずど~~~~~~~ん。


 と、大きなミタメクマさんが、机をたたきました。


 『い、いたたたたたくま。』


 自分が痛かったらしいです。


 『まあまあ、ちょっとまてくま。地球ネコさん。それはくま。あそこまでする理由としては、ちょっと、納得しにくいと言うことくま。』


 『納得しても、しなくても、そうにゃんこ。地球ごきのごき大将は、やましんさんとお互い親密な関係があるにゃん。共生というものにゃん。いなくなられては、こまるにゃん。だから、なんでもやの じにゃんが救出を依頼されたにゃん。』


 『地球人なんて、余るほどいるだろくま?』


 『それは、もし、やましんさんが排除されたらニャン、宇宙ごきが、あたしの店も潰すにゃん。それは、困るにゃん。おわかりにゃんこ?』


 『わからんくま。』


 『きさま、やはり、ネコ鍋にして、喰ってやろう。』


 『まてまて、地球にゃんこが食えるかどうかは未知数くま。地球人は、まあ、美味かったくま。』


 『む。にゃ。試したのニャンか?』


 『まあね。くまままま。まあ、いいくま。一晩考えて、われわれくまに加担するかどうか、考えるくま。悪いようにはしないくま。あんた次第ではくま。』


 『にゃああ。やだにゃん。』


 『くくくくまままままままま。連れて行け。』


 小さい方のミタメクマさんの方が、位が上らしいのです。



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