074;クラスアップ.03(姫七夕)
「セヴン、
「うん、《
レベル80で発生する
一方の《
ぼくは一応、ジュライには《
「うーん……先のことを考えると、どうでしょう……」
「あ、でもジュライ。
「え、そうなんですか?」
はい、そうなんです。
例えばジュライだったら、《
その代わりその時点で獲られている経験値は半分になりますから、レベルは大体60からリスタート、となります。ちょっと勿体ないですが、でもやり直しが効く、というのはかなりいいシステムだと思います。
「それなら……セヴンには申し訳ないんですが……」
「はいっ」
そしてジュライは、ぼくの希望とは別の、《
ジュライにとって装備できる防具の種別が増えることはそこまで重要じゃなく、一番執心していたのは
「その……魔術攻撃が出来るようになれば、僕とセヴンで、
「はい……え?」
そうです、
勿論それは魔術攻撃にも起こり得ます。
「そしたら……これまでよりも、もっと、“一緒に戦ってる”って感じがしませんか?」
ヤバいです、心臓が痛いです、高鳴り過ぎです! え、待って下さい、本当にドキドキが止まりません!
嬉しすぎてニヤニヤしてしまいそうです! 顔が
慌てふためき嬉しさのあまり小躍りどころか激走してしまいそうな心をどうにか抑えつけ、ぼくは恥ずかしさのあまり直視できずに何とか首肯しました。
きょとんと首を傾げながらもぼくの肯定を受け取ったジュライは、鏡に向き直って《
実際、《
でもジュライがそんな風に考えて自分で選択したのですから、そこに異論を挟むというのは野暮と言うものです。
大丈夫です、いざとなったら
◆]《
ジュライが再度振り向きました。鉄面皮とも言われる無表情ですが、ぼくには一抹の不安がそこに宿っていることがはっきりと判ります。ですから、もう一度大きく頷きました。
きっと、ぼくの意見と違うものを選ぶことが気になっているんでしょう。なので、ぼくは満面の笑みで送り出すのです。
「……《
◆]《
これでクラスアップも終わりです。
さて、クラスアップを果たしたら、漸く自分の
もうぼくたちは互いに
「そうだジュライ、見せっこしませんか?」
「見せっこ……
「はいっ」
ジュライはにこりと微笑み、「勿論」と短く返してくれました。
そしてぼくたちはそれぞれの自室へと戻る手前のこの共有された空間で隣同士並んで、お互いの
◆]セヴン
人間、女性 レベル38(+12)
俊敏 8(+1)
強靭 7
理知 19(+3)
感応 17(+4)
情動 17(+4)
生命力 119(+28)
魔 力 323(+115)
アニマ:
属性:木
◇アクティブスキル
《
アルマ:
◇アクティブスキル
《
《
《ブックガード》
《コンセントレーション》
《レジスタンス》
◇パッシブスキル
《元素知覚》
《魔術強化Ⅱ》up!
《早口言葉》
《魔導書強化Ⅰ》
《術具強化Ⅰ》new!
《木属性特攻5%》
装備
〈中級詠唱教本〉
〈
〈エレニア織の
◆]ジュライ
人間、男性 レベル45(+17)
俊敏 21(+7)
強靭 16(+3)
理知 13(+2)
感応 14(+3)
情動 11(+2)
生命力 176(+59)
魔 力 143(+44)
アニマ:
属性:月
◇アクティブスキル
《
アルマ:
◇アクティブスキル
《戦型:月華/C》up!
《初太刀・月》
《初太刀・繊月》new!
《二の太刀・上弦/下弦》
《三の太刀・望月/朔月》
《戦型:雷哮/F》
《初太刀・迅雷》
《戦型:旋舞/F》
《初太刀・円閃》
《峰打ち》
《残像回避》new!
《星霊魔術/F》new!
◇パッシブスキル
《刀術強化Ⅰ》
《切断強化Ⅰ》
《斬撃強化Ⅰ》
《刺突強化Ⅰ》
《貫通強化Ⅰ》
《隠密Ⅰ》new!
《機動強化Ⅰ》new!
《跳躍強化Ⅰ》new!
装備
〈
◇パッシブスキル
《切断耐性5%》
〈
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