第2話 二日目

二日目


クワ!!!!

はっ、夢か~~~~~良かった~~~~~~

グミないとか死んじゃうので~~~~~~


ル「ハーァ、テレビでもつけっかぁ」

ポチ。ブーン。


「これからプロアイス主席が緊急会見を行う予定です!」


???????

???


◇◇◇

「えー、ワヴァストワ・イーネヴァ(同志諸君こんにちは)。本日、ミヨウト軌道上にて、帝連・天嶺連合宙軍対ヴァルエルク・サーヴァリア連合宙軍の大規模な戦闘が発生いたしました。わが軍は、先日のヴェオン・レギト防衛戦において、艦隊に大規模な損害を被っており、圧倒的劣勢ではありましたが奮戦し、敵艦隊を半壊に追い込みました……」

◇◇◇


?????


レ「か、壊滅しちゃうの……????」

ル「え?」


◇◇◇

「主席!我が国と友邦の損害はどれくらいでしょうか……!」


「それが……、わが軍の艦隊は壊滅し、ブレストイェユナ提督は戦死。戦死者は推定で12000人に上るものと考えられます。」


「ええ!」「だめじゃん!」「奮戦って負けてんじゃねーか!」

◇◇◇


サ「こ・ま???」

ル「なんで知ってるの?」


レ「わかんない。夢で見たから?あと、お姉ちゃん電話くるよ?」


デーデ・デーデデデ・デー(着信音)

「リェワスト。ゼッツェ・サンヴァーだが。」

「はい。ヴェオン・レギト陸軍作戦本部?」

「今から?」

「はい。」

「はい。ゼストレー。」


サ「怎么回事(どゆこと)???」

ル「どうなってる?」

レ「シュラウスは朝から行ってるけど、これからジヴェジるとレイニエちゃんにも召集かかる。ほんで服役しろって言われて、帰りにグミ買いに行くけど。何もかも全部売れきれてる。プロアイスに頼んでごはん用意してもらって、帰るとヴェオン・レギトが爆撃を受けて目が覚める」


ヅ「ごはん出来ましたよ。どうしたんですか、騒がしくして」


デーデ・デーデデデ・デー(着信音)

「はい、ルニアスですけど。」

「え、ヴェオン・レギト宙軍参謀本部」

「今から?」

「レイニエちゃんもなんだろ?」

「大変だ。今すぐ行こう」


レ「信じてくれるの?」

ル「映画とかだと信じないのが定番なんだろうが、俺は信じる」

サ「ああ。俺も信じる」

ル「飯は冷蔵庫に入れておいてくれ。行くぞ!」

ヅ「……(なんなんでしょ)」


☆☆☆

宙軍参謀本部


サイアス将軍

「早いな、ルニアス将官、レイニエ佐官」


ル「サイアス将官。大変だ」

サイ「確かに大変だな。」

レ「違うヨ~~~~レイニエちゃんが大変なの~~~~~」

ル「こいつ実は予知夢を見てて、朝からあらゆることが的中している。」

レ「夕方にサーヴァリア艦隊が軌道上に来て、みんな死んじゃうヨ~~~~~」


サイ「ホウ。では何本だ?」

ル「ハ?」

レ「ヒ?」


サイアスが指を出して見せる。

サイ「三本だ。貴様らの妄言に付き合っている暇はない。着席し、報告を聞け!」

レ「しくしくしくしく」


サイ「かくかくしかじかで以上解散!」

☆☆☆


レ「とりあえず、お姉ちゃんが来るからここらへんで待ってよ~」


サンヴァー姉貴がやってくる。

サ「おう、将官に言ってみたけど全然聞いてもらえなかったぜ」

ル「だよね~~~~」

サ「とりまビニコンでもいっか」

レ「ないんだよ~~~~商品が~~~~~」

ル「ガヴァマ(プロアイスのこと)に頼むかぁ~~~~」


レ「意味ないよ。夜になったらおわおわりになるから」

サ「いや、今回は何かが変わってて終わらないってことは?」

レ「何も変わってないと思うけどね~~~~」


帰宅

家「お帰り!!」

ヅ「皆さんおかえりなさい。シュラウスも帰ってますよ」

シュ「コンビニ行ったけど、何もなかったッス~~~~」

ヅ「とりあえず、今日はあるもので作りますから」


レ「はぁ~~~~世界の終わりを待つかぁ~~~~」


ウーウーウーウーウー


レ「ほら始まったよ。テレビもつくヨ」

サ「ヒェー」

ル「次回で会おう!!ってことやな」



テレビ「ヴェオン・レギト人民の皆様。現在、本惑星軌道上にサーヴァリア艦隊が襲来しました。ヴェオン・レギト緊急事態法に基づき、これより各住宅に武器弾薬・食料が支給されます。もう一度繰り替……」



ボカーン

レ「ハッ……ファッキューーーー」

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